2020年夏中級講読会!

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概要

投稿者
夏キャップ(予)
作成日
2020/05/23

古典ギリシア語・古典ラテン語の初級文法を終えたばかりの方々を対象に,原典を読む訓練を行うための読書会を夏休みに開催します.参加条件は「ギリシア語またはラテン語の初級文法を終えているか学習中であること」です.参加者に応じてギリシア語のみ,あるいはラテン語のみ,あるいはギリシア語・ラテン語の両方を開催します.

場所
T(K)8号館4F→オンライン開催に変更
日時
?月?日から?月?日までの間の毎週?曜日??:??–??:??(それぞれ2時間程度を予定)に行います(都合が悪い週は曜日を変更します).詳しくは「題材と日程」をご覧ください.
題材と日程
カエサル『ガッリア戦記』第1巻冒頭から(ラテン語)とプラトーン『パイドーン』58d7から(ギリシア語)を読みます.
ラテン語(10:00–12:00?)ギリシア語(13:30–15:30?)備考
1月日第1巻冒頭(Gallia est omnis dīvīsa ...)〜58d7: ἀλλὰ μήν, ὦ Φαίδων ...
2月日
3月日
4月日
5月日
6月日
7月日
8月日

さて,読書会への参加をご希望の方は

  1. 参加表明
  2. 「ギリシア語のみ・ラテン語のみ・ギリシア語とラテン語の両方」のいずれを希望するか
  3. 夏休みの開始・終了日
  4. 「この(曜)日だと出席できない!」などの予定

をお聞かせ下さい.このページの下の方の掲示板に書き込むか,メールを

cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

までお願いします(<AT> を @ に置き換えてください).

それではみなさんのご参加を心よりお待ちしています(^o^)

使用文献

Google Classroomで配布します(「オンライン開催について」参照).URLが書かれているものはWebからダウンロードできますのでGoogle Classroomでは配布しません.語彙集付きの教材を利用しますのでとりあえず辞書は必要ありません.今後揃えた方がよい辞書や参考書は読書会の際に説明します.

ラテン語(カエサル『ガッリア戦記』)

本文・語彙集・注
G. Steadman (ed.), Caesar's De Bello Gallico I (s.l., 2013). URL
英訳
H. J. Edwards (tr.), Caesar: The Gallic War, Loeb Classical Library, Vol. 72 (London, 1917).
和訳
高橋宏幸(訳)『カエサル ガリア戦記』(岩波書店,2015).

Steadman (ed.), Gallicoは便利ですが誤りも多いので利用する場合は注意してください.

ギリシア語(プラトーン『パイドーン』)

本文・語彙集・注
G. Steadman (ed.), Plato's Phaedo (s.l., 2015). URL
英訳
C. Emlyn-Jones W. Preddy (trs), Plato: Euthyphro, Apology, Crito, Phaedo, The Loeb Classical Library Vol. 36 (Cambridge, Mass.: Harvard University Press, 2017).
和訳
田中美知太郎・藤沢令夫(編)「プラトン全集」(岩波書店,1974–78).

Steadman (ed.), Phaedoは便利ですが誤りも多いので利用する場合は注意してください.

[ラテン語]参考文献

書籍

次の文法書等はよく使いますので,早めに揃えておくと便利です.中級用の辞典としてはSimpson (ed.), Cassell’s(英羅付き)またはLewis (ed.), Elementaryがよいでしょう.中級用の文法書としてはGildersleeve and Lodge, Grammar³(下の「検索サイト」にもあります)またはAllen and Greenough, Grammar³がよいでしょう.大辞典としてはGlare (ed.), Dictionary² (OLD²)がよいですが,割合高価です.古い大辞典ですが,Lewis and Short (eds), Dictionary (LS)は下の「検索サイト」にあるように,Web上で簡単に閲覧できます.購入する場合,粗悪なリプリントを購入してしまわないよう気をつけてください.推奨する版のISBNとAmazon等へのリンクを用意しました.

検索サイト

LSやその他のラテン語に関連する辞書は次のアプリにも収録されています.

[ギリシア語]参考文献

書籍

次の文法書等はよく使いますので,早めに揃えておくと便利です.購入する場合,粗悪なリプリントを購入してしまわないよう気をつけてください.推奨する版のISBNとAmazon等へのリンクを用意しました.

Smythは1956年発行の第2版を使うとよいですが,1920年発行の(少し表題の異なる)書籍でもそれほど内容は変わりません.同じ1920年発行のものを電子化したものがPerseusのサイトにあります.

辞書については初級の初回の授業で配布した「古典ギリシア語」もご覧ください.Perseusで検索することもできます.

検索サイト

PerseusのWebサイトでは,版権の切れた書籍を電子化し,閲覧・検索できるようになっています.

LSJとIntermediateやその他のギリシア語に関連する辞書は次のアプリにも収録されています.

オンライン開催について

はじめに

ふだんの授業ではZoomとITC-LMSを利用することが多いと思います.ただし今後それらに何らかの障害が発生する可能性を否定できません.そのような場合の予行演習として,今回はGoogleのサービスを利用してみたいと思います.

必要な準備は次の通りです.

東京大学所属の場合
ECCSクラウドメールを有効化し,そのメールアドレスをお知らせください(おそらく自分で決めたアドレスでも,共通ID@g.ecc.u-tokyo.ac.jpでもOK).私の方で登録して以下のビデオ会議(Google Meet)や学習管理システム(Google Classroom)に参加可能にします.有効化の方法についてはたとえば次のページを見てください.あるいは「それ以外の所属の場合」のようにGmailのアドレスをお知らせいただいても構いません.
それ以外の所属の場合
Gmailのメールアドレスを持っていれば,そのメールアドレスをお知らせください.なお,Gmailのメールアドレスがない場合でも一応ビデオ会議(Google Meet)への参加はできるようですので問題ありませんGmailのメールアドレスがないと参加できないようです.Google Classroomも使えませんので代替方法をお伝えします.

教材

Google Classroom(ITC-LMSのような学習管理システム)で配布します.ECCSクラウドメール/Gmailでログインし,弁当メニューボタン(右上の縦横3点のボタン)でClassroomをクリックするとアクセスできます.

ビデオ会議への参加

Google Classroomで該当する授業をクリックすると「Meetのリンク」がありますので,これをクリックするのが簡単です(Google Classroomを利用できない場合はURLを別途お知らせします).デバイスによっては,最初にアクセスする際にカメラやマイクへのアクセスの許可が求められる可能性があります.

一般には次の文書が役立ちます.(開催ではなく)参加する場合は「はじめに」,「ビデオ会議編 - 会議への参加(join)」を読んでおけば十分です.

メーリングリスト(予定)

連絡の簡素化のために,お知らせいただいたECCSクラウドメール/Gmailのアドレスを,当読書会用のメーリングリストに登録する可能性があります.

改版履歴


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