Computer/Mac/OSX
macOS Big Sur†
インストール†
2020/11/13(日本時間)にリリースされた.
インストーラは12GBほどある.インストール先ボリューム(パーティション)は新規インストールの場合35GB程度,アップグレードの場合45GB程度必要.今までより大幅に増えているので注意が必要.
バージョン†
Product | Build | Darwin | xnu | 日付 | 備考 |
11.2.1 | 20Dxx | 20.3.0 | xnu-7195.81.xxx | 2021/02/10 | |
11.2 | 20D64 | 20.3.0 | xnu-7195.81.3~1 | 2021/02/02 | |
11.1 | 20C69 | 20.2.0 | xnu-7195.60.75~1 | 2020/12/14 | |
11.0.1 | 20B29 | 20.1.0 | xnu-7195.50.7~2 | 2020/10/31 | |
11.1ではHHKBの旧製品のドライバがv5.0だと動作しない(PFU).v.5.0.1にバージョンアップする必要がある.
perlモジュール†
セットアップ†
$ sudo perl -MCPAN -e shell
(セットアップ)
> install CPAN
> reload CPAN
必要なモジュールのインストール†
必要なモジュールをインストールする.
> install String::MkPasswd
> install Spreadsheet::Read
> install Text::CSV_XS
> install Spreadsheet::ParseXLSX
> quit
必要?
> install Spreadsheet::XLSX
> install Text::Iconv
エラー対応†
xlsx2csvで
Bareword "Archive::Zip::AZ_OK" not allowed while "strict subs" in use at /usr/local/bin/xlsx2csv line 129.
のエラーが出る場合は/usr/local/bin/xlsx2csvに
use Archive::Zip qw( :ERROR_CODES );
を書き加えておく.
ドライバ†
Brother HL-5270DN用のドライバはインストールできないようだ.一般のPostscriptプリンタとして利用する.
patcher†
Catalinaまではdosdude1さんのCatalina Patcher等がよく用いられていたが,Big SurではMetal非対応のGPUに関する問題があって,現状では対応しないらしい(twitter).
micropatcher†
micropatcher v0.5.1を使ってmacOS Big Sur 11.0.1をMac mini (Mid 2011)にインストールした場合.11.1でも同様にインストールでき,インストーラを使って11.0.1から11.1にアップグレードすることもできる.機種ごとに微妙にインストール方法が異なる場合があるので,‘Instruction for use’を必ず読む.
- USBメモリ等は16GB以上必要.
- Appleからインストーラをダウンロードする.macadmin-scriptsに含まれる次のスクリプトを実行するのが簡単.
- $ sudo ./installinstallmacos.py
- micropatcherをZIPファイルでダウンロードする.
- Mac OS拡張(ジャーナリング)かつGUIDパーティションでUSBメモリ等をフォーマットする.
- createinstallmediaコマンドを実行する.
- $ sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/macOSBigSurInstall --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app
- ダウンロードしたmicropatcherのZIPファイルを展開し,次のスクリプトを実行する.USBメモリ等は自動で検索してくれる.
- $ ./micropatcher.sh
- $ sudo ./install-setvars.sh
- 端末を再起動し,起動後に[Option]を押し続けて,起動ディスクを選択する.まず‘EFI Boot’を起動してパラメータを設定する.すぐに終了してシャットダウンする.
- 再びインストーラを起動し,‘Install macOS Big Sur’を実行する.
- Big Surのインストーラをふつうに実行する.
- macOSセットアップが起動したらCommand + Qで終了し,再起動する.
- 再びインストーラを起動し,シェルから次のコマンドを実行する.ディレクトリ名は適宜変更する.なお,Mac mini (Mid 2011)では次ではグラフィックドライバが不足するようである.次のコマンドを実行する(‘Instruction for use’の13の最後に説明がある).
- $ cd /Volumes/Image\ Volume
- $ ./patch-kexts.sh --2011 /Volumes/BigSur
- 再起動してmacOSセットアップを実行する.
- Metalをサポートしていない機種の場合,透過をオフ([アクセシビリティ]−[ディスプレイ]−[透明度を下げる])にし,ダークモードにするとクラッシュすることが少ない.さらにコントラストを高くするとよい.
- 6で必要なドライバがインストールできない場合がある.macOSセットアップ終了後にもう一度実行するとうまくいく場合がある.
- $ sudo ./patch-kexts.sh --2011 /Volumes/BigSur
- Metalをサポートしていない機種の場合,次のコマンドを実行するとよい.
- $ sudo ./disable-animations.sh
- VLCで動画ファイルを再生しても動画は見られず,音声のみ聞こえる模様.またQuickLookで比較的ファイル容量の大きいファイルを閲覧するときもうまく動かないことがある.