人文科学系の発表用原稿などで,別行立ての文例に通し番号を振ることを考えます.たとえば次のような場合です.
第1節 地の文1. [1] 文例1 第2節 地の文2. [2] 文例2
\newtheoremを流用してこれを実現してみます.
\documentclass{jsarticle} \makeatletter \def\@begintheorem#1#2{\list{}{\rightmargin\z@}\item[\hskip \labelsep#1\ {[#2]}]} \def\@endtheorem{\endlist} \makeatother \newtheorem{cit}{} \begin{document} \section{第1節} 地の文1. \begin{cit} 文例1. \end{cit} \section{第2節} 地の文2. \begin{cit} 文例2. \end{cit}
文例のそれぞれ第2行以降が字下げされなくてもよい場合は,単にプリアンブルで
\newtheorem{cit}{}
を指定すればよいでしょう.番号の体裁を変える場合,たとえば太字にしない場合は次のようにします.
\def\@begintheorem#1#2{\trivlist\labelsep=1zw \item[\hskip \labelsep#1\ {[#2]}]}