TeX/PackageFile/ledmac の履歴(No.1)

• 履歴一覧
• 差分 を表示
• 現在との差分 を表示
• ソース を表示
• TeX/PackageFile/ledmac へ行く。
  • 1 (2006-10-18 (水) 20:51:48)
  • 2 (2012-04-08 (日) 01:45:09)
  • 3 (2012-05-02 (水) 21:53:14)
  • 4 (2012-05-02 (水) 23:12:11)
  • 5 (2012-05-03 (木) 14:27:49)
  • 6 (2012-05-05 (土) 12:51:28)
  • 7 (2012-05-05 (土) 23:26:40)
  • 8 (2012-05-06 (日) 13:20:54)
  • 9 (2012-05-06 (日) 22:40:19)
  • 10 (2012-09-05 (水) 02:16:53)

TeX/PackageFile

ledmac†

ledmac パッケージは LaTeX で Critical Edition を作るためのパッケージです。plain TeX*1 の EDMAC, TABMAC, EDSTANZA マクロを LaTeX に移植したものです。このパッケージは次の3つのパッケージから成ります（かっこ内はそれぞれの最新版です）。

1. ledmac.sty v0.7 (2005/03/24)
2. ledpar v0.3b (2005/04/08)
3. ledarab v0.1 (2005/03/24)

ledpar パッケージは、コラムごと、あるいは見開きページで対訳を作るためのパッケージです。ledarab パッケージは ArabTeX に実装されているように、アラビア語を LaTeX で使えるようにするパッケージです（ArabTeX の使い方はここでは説明しません）。

http://ednotes.sty.de.vu/ などのページが役に立つでしょう。

インストール†

既に LaTeX は正しくインストールされているものとします。

ledmac パッケージは ${CTAN}/macros/latex/contrib/ledmac/ にあります。${CTAN} はいろいろなサーバにありますが、例えば http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/ にあります。ledmac 内の必要なファイルをダウンロードして下さい。${CTAN}/macros/latex/contrib/ledmac.zip は ${CTAN}/macros/latex/contrib/ledmac/ 内のファイルをまとめて圧縮したものなので、これをダウンロードして解凍するのが一番簡単でしょう。

ダウンロードしたディレクトリ内で次のコマンドを実行します。

$ latex ledmac.ins

すると ledmac.sty ができますので（もし ledpatch.sty ができていたらそれも）、例えば $TEXMFLOCAL/tex/latex/ledmac/ にコピーして、

# mktexlsr

を実行します。使い方は、ダウンロードした ledmac.pdf に載っていますが、自分で作ることもできます。

$ latex ledmac.dtx
$ latex ledmac.dtx

を実行することで ledmac.pdf ができます*2。

ledpar, ledarab のインストールについても同様です。

ledmac パッケージの概要†

ledmac とは、もともと TeX で Critical Edition を作るためのパッケージ EDMAC を、LaTeX 用にしたものです。以下の特長があります。

• ページごと・セクションごとに自動的に行番号をつけます
• 10.1 や 123a, 123b のような複雑な番号づけもできます
• 異なる読みを、行番号とリンクさせて自動的に挿入することができます
• 何段にもわたる脚注・後注を作成できます（例えば、 異読と testimonia を別々の2段の脚注として作成することができます）
• 脚注を段組にできます

プリアンブルの指定†

ledmac.sty を読み込むためには、プリアンブルに

\usepackage{ledmac}

と書けばOKです。プリアンブルの詳しい指定はあとで述べます。