TeX/PackageFile/ledmac

TeX/PackageFile

ledmac†

ledmacに代わる新しいパッケージとしてeledmacが開発されています．いろいろな点が改良されていますので，これから使う方にはeledmacの方をお勧めします．

ledmacパッケージはLaTeXで（主に散文の）校訂本を作るためのパッケージです．plain TeXの EDMAC, TABMAC, EDSTANZAマクロをLaTeXに移植したものです．以下の特長があります．

• ページごと・セクションごとに自動的に行番号をつけます．
• 10.1や123a, 123bのような複雑な番号づけもできます．
• 異なる読みを，行番号とリンクさせて自動的に挿入することができます．
• 何段にもわたる脚注・後注を作成できます．例えば異読（variant）と証言（testimonia）を別々の2段の脚注として作成することができます）
• 脚注を段組にできます．

バージョン†

• ver. 0.14 (2012/04/04)

ダウンロードとインストール†

TeXLive2012などでは標準でインストールされていますので，自分でインストールする必要はありません．インストールされているかどうかは次のように調べます．

$ kpsewhich ledmac.sty
/usr/local/texlive/2012/texmf-dist/tex/latex/ledmac/ledmac.sty

インストールされていない場合は次のようにします．

次のファイルをダウンロードします．

• http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/macros/latex/contrib/ledmac.zip

Unix系のOSの場合について説明します．既にLaTeXは正しくインストールされているものとします．以下はteTeX 3.0の場合です．ほかの場合は/usr/local/teTeXの部分を適当なものに変更します．TeXLiveの場合は/usr/local/teTeX/shareの代わりに/usr/local/texliveなどとします．

$ unzip ledmac.zip
$ cd ledmac
$ latex ledmac.ins
$ latex ledpar.ins
$ sudo mkdir /usr/local/teTeX/share/texmf-local/tex/latex/ledmac
$ sudo cp ledmac.sty ledpar.sty /usr/local/teTeX/share/texmf-local/tex/latex/ledmac
$ sudo mktexlsr

使い方は，ダウンロードしたledmac.pdfとledpar.pdfに載っています．ledpar.styを用いると対訳形式に組むことができます．

使い方†

• ledmac.styの使い方

メーリングリスト†

• https://lists.berlios.de/pipermail/ledmac-users/

リンク†

• http://ednotes.sty.de.vu/
• http://www.djdekker.net/ledmac/

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