TeXLiveでuptexもテストされており,tlptexliveリポジトリ
を使えばTeXLive2011でもuptexを使えるが,TeXLive2011本体ではまだuptexは提供されていないので,ptetex3 + uptex (+ eptex)で環境を構築する.基本的には
の内容でコンパイルできる.
export CFLAGS=-O2
が必要.
次のように一時的に/usr/include/stdio.hを書き換える.
画像(.jpg)を含むファイルをdvipdfmxで処理しようとすると,`Abort trap: 6'というエラーで処理が中断する.どうやらgccがLLVM版になっているのが原因のようである.これだけのためにgcc-4.6.2をビルドし,gcc-4.6.2でdvipdfmxをビルドして/usr/local/teTeX/bin/dvipdfmxを置き換えたところ正常に処理されるようになった.もっと簡単な方法がありそうな気がするが,TeXLive2012が出ればおそらくptetex3から乗り換えられると思うので,あと1年くらいで必要なくなる作業だと思われる.とりあえずこの方法で対応しておく.
$ tar xvjf gcc-4.6.2.tar.bz2 $ cd gcc-4.6.2 $ ./configure –prefix=/usr/local/gcc-4.6 && make $ sudo make install $ tar xvzf dvipdfmx-- $ cd dvipdfmx $ ./configure –with-kpathsea=/var/tmp/ptetex3 –prefix=/usr/local/teTeX –datadir=/usr/local/teTeX/share CC=/usr/local/gcc-4.6/bin/gcc CXX=/usr/local/gcc-4.6/bin/c++ CPP=/usr/local/gcc-4.6/bin/cpp && make $ sudo cp src/dvipdfmx /usr/local/teTeX/bin