[[eLearning/Metre]]

*縮約と分解 [#y1c5fac7]

韻律によっては、ある要素(の組み合わせ)が他の要素(の組み合わせ)と同一のものとみなされる場合がある。

**2つの短←→1つの長 [#n6e489fe]

ダクテュロス( - u u )やアナパイストス( u u - )などは、(韻律の位置によっては)2つの短と1つの長が相互に入れ替え可能になる。このような要素は Maas によって''ビケプス''(biceps [sc. elementum])と名付けられている((Maas, §8 (p.7).))。
ダクテュロス( - u u )やアナパイストス( u u - )などにおいては、(韻律の位置によっては)2つの短と1つの長が相互に入れ替え可能になる。このような要素は Maas によって''ビケプス''(biceps [sc. elementum])と名付けられている(Maas, §8 [p.7])。

「2つの短→1つの長」の方向の現象を''縮約''(contraction)と呼ぶ。

**1つの長→2つの短 [#r47f8e76]

イアンボス( x - u - )やトロカイオス( - u - x )などにおいては、(韻律の位置によっては)1つの長の代わりに2つの短がその位置を占めることがある。この現象を''分解''(λύσις [< λύω]; resolution)と呼ぶ。

**1つの短または1つの不定→2つの短 [#zaea8832]

アッティカの悲劇や喜劇においては、1つの短または1つの不定の代わりに2つの短がその位置を占めることがある。これも分解と呼ばれることがあるが、より厳密には''置換''(substitution)と呼んでそれらを区別する。

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