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[[eLearning/Greek]]
*Bacchylides(バッキュリデス) [#j502f5a4]
*Bacchylides(バッキュリデース) [#j502f5a4]
**参考文献 [#k1a9596d]
>Last updated: 2008/09/18 by MATSUURA Takashi
***テキスト [#f216c104]
-Βακχυλίδης
-Bacchylides (Lat., Engl.)
-Bakchylides (Dt.)
-Bacchylide (Fr.)
-バッキュリデース
-バキュリデース
-バキュリデス
-バッキュリデス
-Maehler, H. (ed.), '''Bacchylides: Carmina cum fragmentis''' [11] (Stuttgart, 2004)
以下のページも参考にしてください(何人かの抒情詩人が一緒に扱われている場合があります)。
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-eLearning/Greek/LyricPoetry
***注釈 [#df492392]
**作家略号 [#xda55fca]
-Hutchinson, G.O. (ed.), '''Greek Lyric Poetry: A Commentary on Selected Larger Pieces : Aleman, Stesichorus, Sappho, Alcaeus, Ibycus, Anacreon, Simonides, Bacchylides, Pindar, Sophocles, Euripides''' (Oxford, 2001)
-Jebb, R.C. (ed.), '''Bacchylides: Poems and Fragments''' (Cambridge, )
-Maehler, H. (ed.), '''Bacchylides: A Selection''' (Cambridge, 2004)
-''LSJ'' B.
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**バッキュリデースについて [#x8fc398d]
***翻訳 [#l8f3035e]
-[['''Suda''' s.v. Βακχυλίδης:http://www.stoa.org/sol-bin/search.pl?searchstr=Bacchylides]]
-Campbell, D.A. (tr.), '''Greek Lyric IV: Bacchylides, Corinna, and Others''' (Cambridge, 1992)
-Fagles, R. (tr.), '''Bacchylides: Complete Poems''' (Yale, 1998)
-Slavitt, D.R. (tr.), '''Epinician Odes and Dithyrambs of Bacchylides''' (Pennsylvania, 1998)
ケオース島(Κέως; Ceos)のイウーリス市(Ἰουλίς; Ioulis)の出身。メドーン(Μέδων; Medon)あるいはメイドーン(Μείδων; Meidon)の息子。運動選手バッキュリデースの孫。抒情詩人シモーニデース(Σιμωνίδης; Simonides)の甥。
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生没年ははっきりしない。年代が推測できる作品は次の通りである(一部)。
:B. 13|おそらく485年か483年。
:B. 6, 7|452年。
:B. 3|468年。
***研究書 [#le4a30f4]
B.3 はオリュンピアー競技会でのヒエローン(シュラクーサイの僣主)の勝利をたたえて作られたものであり、おそらくこれをもとにエウセービオス(Eusebius)は『年代記』((元のギリシア語は断片でしか残っていないが、ラテン語とアルメニア語の翻訳が残されている。)) において彼の盛年(ἀκμή; acme)を468/7年としている。『年代記』では2つ目の年代として451/0年が挙げられているが、これは没年を表していると考えるのが適当である。
-Burnett, A.P., '''The Art of Bacchylides''' (Harvard, 1985)
-Fearn, D., '''Bacchylides''' (Oxford, 2007) [forthcoming]
-Segal, C., '''Aglaia: The Poetry of Alcman, Sappho, Pindar, Bacchylides, and Corinna''' (, 1998)
**作品と校訂本 [#kaab8e14]
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バッキュリデースの作品はおそらくアレクサンドレイア(アレクサンドリア)の図書館で、詩の形式ごとに、9巻に分けられていたと考えられる。しかし、不幸にして19世紀も終わりを迎えるまでは100行程度の引用断片しか残されていなかった。1896年にエジプト考古学の Sir Wallis Budge がバッキュリデースのパピルスを法外な値段で購入してイギリスに持ち帰ると、Kenyon は早速それを校訂して出版した。
したがって Kenyon によるものが初版本(editio princeps)である。それに続いて Blass による校訂本が Bibliotheca Teubneriana から1898年に出ている。最初の本格的な注釈としては1905年に出版された Jebb のものが挙げられる。
現在もっとも権威のある校訂本は2003年に出版された、Maehler による Bibliotheca Teubneriana のものである(未見)。これは「第11版」とされている。Bibliotheca Teubneriana で出されたものは (Blass ->) Süss -> Snell -> Maehler と改訂されている扱いになっているからである(下の参考文献参照)。
注釈としてもっとも優れているものは1982--97年に出版された Maehler, '''Die Lieder des Bakchylides''' であり、その一部が選集として2004年に英訳されている。他に、個々の断片の注釈がいくつも出ている。
**番号づけ [#o25ae28b]
Bacch. 7, 8 は、Kenyon は別の2つの作品としているが、Blass は同一の作品が2つの断片に分かれてしまったものとして、1つの作品として扱っており、Jebb もそれに従っている。これにより、バッキュリデースの作品の番号づけに、主に2つの方法が存在することになる。現在は Maehler の番号づけによるのが一般的である。
-''ἐπινίκιον(祝勝歌)'' B. 1--14, 14A, 14B
-''διθύραμβος(ディーテュランボス)'' B. 15--29
**競技祭について [#y5673c8c]
:オリュンピアー競技祭|エーリス地方のオリュンピアーで4年ごとに開かれていた競技祭。
:ピューティアー競技祭|ポーキス地方のデルポイにある、アポローンの神域で4年ごと、オリュンピアー競技会の2年後に開かれていた競技祭。
:ネメアー競技祭|アルゴリス地方のネメアーにある、ゼウスの神域で2年ごとに開かれていた競技祭。
:イストモス競技祭|コリントス地方のイストモスにあるポセイドーンの神域で2年ごとに開かれていた競技祭。
それぞれの位置については、例えば次のページを参考にしてください。
-[[古代オリンピック - Wikipedia (ja):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF]]
上から3つ目の画像を見てください。
**方言 [#u49bb3e6]
初めて合唱歌を作ったのは、紀元前8世紀後半のコリントスのエウメーロス(Εὔμηλος; Eumelus)と、スパルタのアルクマーン(Ἀλκμάν; Alcman)だといわれている。この2人が使っていた方言がドーリス方言だったために、その後の合唱歌は、他の方言が母語の詩人でもドーリス方言を用いて作られることとなった。
バッキュリデースもまたドーリス方言を用いて詩を作っている。そこに叙事詩からの借用があり、その結果アイオリス方言も入り込んでいる。
**韻律について [#z113f7e8]
-[[バッキュリデースの韻律>eLearning/Greek/Bacchylides/Metre]]
**個々の断片について [#pa7cf028]
-[[B. 11>eLearning/Greek/Bacchylides/11]]
-[[B. 13>eLearning/Greek/Bacchylides/13]]
#include(eLearning/Greek/Bacchylides/Biblio,notitle)