切符専用のアルバムも市販されているが,価格が高いのが難点である.また切符にはさまざまな大きさがあるので,1つのアルバムで網羅するのは難しい.名刺ホルダーや写真アルバムを流用して流用すると安価でいろいろな切符に対応することができる.以下では専用のアルバムは使わず,名刺ホルダーや写真アルバムを流用する方法を考える.
マルス券85mmはほぼ名刺サイズ(91mm × 55mm)に等しいので名刺ホルダーを流用することができる.マルス券120mmは写真のLサイズ(127mm x 89 mm)に近いので,写真アルバムを流用することができる.あるいは名刺を横に2枚並べたものより横幅が狭いくらいなので,名刺ホルダーを加工して入れることができる場合がある.エドモンソン券Aは難しい.横幅がマルス券85mmなどの高さと等しいので,名刺ホルダーにそのまま,あるいは加工して縦に入れるという方法がある.
最近のエドモンソン券はほぼすべてが感熱印字であり,マルス券も感熱印字がほとんどになりつつある.可塑剤を使っている材質の場合は感熱印字が早期に消えてしまう可能性が高い.ポリプロピレン製だと(今のところ)感熱印字が薄くなりにくいようである.
マルス券には名刺ホルダー全般を用いることができるが,以下の加工を施しやすいことを前提とするならば,LIHIT Card EX·S 640などが使いやすいと思われる.全体の大きさはA4サイズ程度で1葉につき名刺を2列5行分(10枚分)収めることができる(‘640’は1区画に2枚を収納した場合であり,1枚なら1冊で320枚である).したがってマルス券85mmもそのまま1葉につき10枚収めることができる.マルス券85mm以外についても,適当に加工を施せば収めることができるようになる.次のような方法を試みるとよい.
常備券等はさまざまな大きさがあり難しい.L型マルス券(幅178mm)が一般的な横幅の最大値と思われる.これには写真の2Lサイズ(178 × 127mm)が流用できる.ただし2Lサイズのアルバムはあまり種類が多くない.