eLearning/Font/Greek の編集 - 松浦高志のWikiページ

[[eLearning/Font]]

*ギリシア文字用フォント（古典ギリシア語向け） [#xaee6613]

最近は，OS に標準で含まれているフォントが古典ギリシア語用のグリフ（字形）を含んでいることがあるので，まずはそれらのフォントを使ってギリシア文字を表示させてみるとよいでしょう．ただし，それらのうち多くは「現代的な」ものなので，伝統的なものを使いたくなる場合があります．これから新しいフォントを用いる場合は互換性などを考え，Open Type フォントを用いるとよいでしょう．このページでは（「標準搭載フォント」を除いて）基本的に Open Type フォントを紹介します．

なお，ギリシア文字の入力方法については次のページから該当するページを探してください（フォントの追加方法についても解説されています）．

-[[eLearning/InputMethod]]

**標準搭載フォントの例 [#e754d7e3]

***Windows [#o75f481e]

Windows 2000, XP, Vista, 7 には Unicode 対応の次のフォント（の一部）が含まれています．Arial, Palatino Linotype, Times New Roman あたりが使いやすいでしょう．

-Arial
-Georgia
-Microsoft Sans
-Palatino Linotype
-Tahoma
-Times New Roman
-Verdana

***Mac OS X [#sf50ccae]

Mac OS X には次の Unicode 対応のフォントが含まれています（10.4 Tiger 以降で確認しています）．

-Helvetica
-Lucida Grande
-Times

**配布されているフォントの例 [#vcb90bb8]

以前（から）用いられていた書体をデジタル復刻したフォントのうち，「フリー」で配布されているものを以下にいくつか挙げます．

-Porson
--[[GFS Porson:http://www.greekfontsociety.gr/pages/en_typefaces19th.html]]（「Download GFSPorsonOT」のリンクからダウンロード）
--[[Alfios:http://users.teilar.gr/~g1951d/]]（斜体部分が Porson です）
-Didot
--[[GFS Didot Classic:http://www.greekfontsociety.gr/pages/en_typefaces19th.html]]（「Download GFSDidotClassicOT」のリンクからダウンロード）
--[[GFS Didot:http://www.greekfontsociety.gr/pages/en_typefaces20th.html]]（「Download GFSDidotOT」のリンクからダウンロード）
-New Hellenic
--[[GFS Neohellnic:http://www.greekfontsociety.gr/pages/en_typefaces20th.html]]（「Download GFSNeohellenicOT」のリンクからダウンロード）
-[[Alexander:http://users.teilar.gr/~g1951d/]] (Bekkeriana)
-Grecs du roi
--[[Anaktoria:http://users.teilar.gr/~g1951d/]]

**書体解説 [#peb67d96]

上に挙げられたようなフォントがもとにした書体が，どのような出版物・出版社・国で用いられてきたのか，などの解説が次のページにあります．

-[[TypeSetting/TypeFace/Greek]]

**リンク [#va32af2a]

-[[TypeSetting/Font/GFS]]
-[[Unicode Fonts for Ancient Scripts - George Douros:http://users.teilar.gr/~g1951d/]]
-http://schmidhauser.us/tools/rgl/
-[[Font Catalog - Yannis Haralambous:http://www.polytoniko.org/fonts.php?newlang=en]]（カタログ）

**参考文献 [#w8718c36]

-Maas, P., '''Rez.''' V. Scholderer, '''Greek Printing Types''' (London, 1927), in '''Gnomon''' 5 (1929), 110--111?.

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