TeX/Manual/afterpage
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[[TeX/Manual]] *図表を強制的に次のページに送る [#m07726e2] LaTeXは図表の扱いがそれほど得意なわけではありません.希望通りの場所に図表を配置するためのパッケージの1つにafterpageパッケージがあります.これを用いると図表を強制的に次のページに送ることができます.たとえば次のようにします. \afterpage{ \begin{figure}[p] \centering \includegraphics[width=\textwidth,clip]{Example.pdf} \caption{Example} \end{figure} } **図表見出しに脚注をつけて適切な位置に配置する [#k09a0f37] 図表の見出し(\caption)に脚注をつけるのは体裁上好ましくないので避けるべきと考えられます.図表のクレジットを表示する場合でも,別のところに一覧の形で載せた方がいいように思われます.それでも見出しに脚注をつけたい場合は次のようにします. \begin{figure}[htbp] \addtocounter{footnote}{-1} \includegraphics[width=\textwidth]{example.pdf} \caption{Example\protect\footnotemark} \end{figure} \footnotetext{footnote.} footnoteカウンターを-1しているのは,\captionが2度処理されるため,それをしないと脚注番号が1つ飛ばされてしまうからです.\footnotemarkを使っているのは,tabular環境などと同様に,figure環境中では\footnoteがうまく使えないためです.また,\protectをつける必要もあります.\footnotemarkと対応する\footnotetextはfigure環境の外に書きます. 図表のみのページになった場合などは特に\footnotetextの内容が図表とは異なったページに入ってしまうことが多くなります.その場合は上の部分を\clearpageと\clearpageで囲むようにすると改善されるかもしれません.この辺りはLaTeXが図表を扱うのがあまり上手でないので,難しいところです.このような場合はafterpageパッケージが役に立つ場合もあります.プリアンブルでafterpageパッケージを読み込んだ後,上の部分を\afterpage{と}で囲めば,その部分は次のページに送られるので,脚注が図表と同じページに入るようになります. ... \usepackage{afterpage} ... ... \begin{figure}[htbp] ... \caption{Example\protect\footnotemark} ... \end{figure} \footnotetext{footnote.} **図表のみのページを文書の中央付近にまとめて配置する [#cc0c977c] 小冊子を作る時など,文書の中央付近に図表をまとめたい時があります.たとえば本文は白黒だけれども,図はカラー,という場合,印刷代を節約するために,図だけを別の葉にして別に印刷したい時があります.つまり,全8ページの小冊子で,第3–6頁がカラーの図,それ以外が白黒の本文というようにしたいという場合を考えます.その場合にもこのafterpageパッケージが使えます.図表に関するマクロのみが書かれたimages.texを作っておき,文書の真ん中より少し前に \afterpage{\input{images.tex}} と書きます.images.texの最後には\clearpageを入れておきます.
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[[TeX/Manual]] *図表を強制的に次のページに送る [#m07726e2] LaTeXは図表の扱いがそれほど得意なわけではありません.希望通りの場所に図表を配置するためのパッケージの1つにafterpageパッケージがあります.これを用いると図表を強制的に次のページに送ることができます.たとえば次のようにします. \afterpage{ \begin{figure}[p] \centering \includegraphics[width=\textwidth,clip]{Example.pdf} \caption{Example} \end{figure} } **図表見出しに脚注をつけて適切な位置に配置する [#k09a0f37] 図表の見出し(\caption)に脚注をつけるのは体裁上好ましくないので避けるべきと考えられます.図表のクレジットを表示する場合でも,別のところに一覧の形で載せた方がいいように思われます.それでも見出しに脚注をつけたい場合は次のようにします. \begin{figure}[htbp] \addtocounter{footnote}{-1} \includegraphics[width=\textwidth]{example.pdf} \caption{Example\protect\footnotemark} \end{figure} \footnotetext{footnote.} footnoteカウンターを-1しているのは,\captionが2度処理されるため,それをしないと脚注番号が1つ飛ばされてしまうからです.\footnotemarkを使っているのは,tabular環境などと同様に,figure環境中では\footnoteがうまく使えないためです.また,\protectをつける必要もあります.\footnotemarkと対応する\footnotetextはfigure環境の外に書きます. 図表のみのページになった場合などは特に\footnotetextの内容が図表とは異なったページに入ってしまうことが多くなります.その場合は上の部分を\clearpageと\clearpageで囲むようにすると改善されるかもしれません.この辺りはLaTeXが図表を扱うのがあまり上手でないので,難しいところです.このような場合はafterpageパッケージが役に立つ場合もあります.プリアンブルでafterpageパッケージを読み込んだ後,上の部分を\afterpage{と}で囲めば,その部分は次のページに送られるので,脚注が図表と同じページに入るようになります. ... \usepackage{afterpage} ... ... \begin{figure}[htbp] ... \caption{Example\protect\footnotemark} ... \end{figure} \footnotetext{footnote.} **図表のみのページを文書の中央付近にまとめて配置する [#cc0c977c] 小冊子を作る時など,文書の中央付近に図表をまとめたい時があります.たとえば本文は白黒だけれども,図はカラー,という場合,印刷代を節約するために,図だけを別の葉にして別に印刷したい時があります.つまり,全8ページの小冊子で,第3–6頁がカラーの図,それ以外が白黒の本文というようにしたいという場合を考えます.その場合にもこのafterpageパッケージが使えます.図表に関するマクロのみが書かれたimages.texを作っておき,文書の真ん中より少し前に \afterpage{\input{images.tex}} と書きます.images.texの最後には\clearpageを入れておきます.
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