TeX/Font/Type1/Bitstream/ClassicalGaramond
の編集
https://museion.sakura.ne.jp/wiki/?TeX/Font/Type1/Bitstream/ClassicalGaramond
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
履歴
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
|
ログイン
]
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
[[TeX/Font/Type1/Bitstream]] *Classical Garamond (Bitstream version of Sabon) [#uce90ab1] Classical Garamond は Sabon フォントの Bitstream 社バージョンです。 *コピー [#d35dc6ec] CD-ROM 内の WINPS/SERIF/CLASSICAL_GARAMOND/ 以下に3種類のファイルがあります。そのうち -''.PFB'' -''.PFM'' のファイルを作業用のディレクトリにコピーします。 *ファイル名の変更 [#l19ef111] これらのファイルの名前を Berry 則にもとづいて変更します。一番簡単なのは $TEXMFDIST/fonts/map/fontname/bitstrea.map にある変換表にもとづいて変更することです。Berry 則については次のページを参考にしてください。 -[[フォント名>TeX/Font/FontName]] -[[Bitstream>TeX/Font/Type1/Bitstream]] bitstrea.map を見ると、次のように変更すればよいことがわかります。新ファイル名は全て小文字にしておきましょう。 |~元ファイル名|~フォント名|~新ファイル名| |~0277A___.PFB|Classical Garamond Roman|bsbr8a.pfb| |~0278A___.PFB|Classical Garamond Italic|bsbri8a.pfb| |~0279A___.PFB|Classical Garamond Bold|bsbb8a.pfb| |~0972A___.PFB|Classical Garamond Bold Italic|bsbbi8a.pfb| ''.PFM'' ファイルも同様にファイル名を変更しておきます。 *.afm ファイルの生成 [#a01164a4] ''pf2afm'' を使って ''.pfb'', ''.pfm'' ファイルから ''.afm'' ファイルを生成します。 **pf2afm の実行 [#v4199bc6] 次のように実行します。 $ pf2afm bsbr8a.pfb 次のようにすれば、上のコマンドを4回実行する必要がなくなります。 $ for i in *.pfb; do pf2afm $i; done **.afm ファイルの修正 [#mde3c8b2] 今扱っている ''.pfb'' ファイルには fi や fl の合字(リガチャ)が用意されていますが、''.afm'' ファイルからは欠落しています。これを手動で追加します。 それぞれの ''.afm'' ファイルから、`N f' と書かれている行を探します。たとえば C 102 ; WX 322 ; N f ; B 27 -2 429 711 ; という行です。この行の最後に L i fi ; L l fl ; を追加して次のようにします。 C 102 ; WX 322 ; N f ; B 27 -2 429 711 ; L i fi ; L l fl ; これは、`f' の文字に関して、リガチャ(Ligature)を `i' と `l' の組合せに対して行う、という意味です。 4つの ''.afm'' ファイルに対して修正を行ったら、忘れずに保存しておきます。 *fontinst [#qd844602] ''.tfm'', ''.fd'', ''.vf'', ''.map'' ファイルを生成するための fontinst のファイルを作成します。ファイル名は `bsb-driver.tex' としておきます。fontinst については [[fontinst パッケージ>TeX/Font/FontInst]] をご覧ください。 \input fontinst.sty \needsfontinstversion{1.926} \substitutesilent{bx}{b} \setint{smallcapsscale}{720} \setint{slant}{167} \recordtransforms{bsb-rec.tex} %% make .tfms \transformfont{bsbr8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbr8a}}} \transformfont{bsbri8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbri8a}}} \transformfont{bsbb8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbb8a}}} \transformfont{bsbbi8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbbi8a}}} % slant \transformfont{bsbro8r}{\slantfont{\int{slant}}\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbr8a}}} \transformfont{bsbbo8r}{\slantfont{\int{slant}}\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbb8a}}} %% installfonts (T1) \installfonts \installfamily{T1}{bsb}{} \installfont{bsbr8t}{bsbr8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{n}{} \installfont{bsbrc8t}{bsbr8r,newlatin}{t1c}{T1}{bsb}{m}{sc}{} \installfont{bsbro8t}{bsbro8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{sl}{} \installfont{bsbri8t}{bsbri8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{it}{} \installfont{bsbb8t}{bsbb8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{n}{} \installfont{bsbbc8t}{bsbb8r,newlatin}{t1c}{T1}{bsb}{b}{sc}{} \installfont{bsbbo8t}{bsbbo8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{sl}{} \installfont{bsbbi8t}{bsbbi8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{it}{} \endinstallfonts %% installfonts (TS1) \installfonts \installfamily{TS1}{bsb}{} \installfont{bsbr8c}{bsbr8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{n}{} \installfontas{bsbr8c}{TS1}{bsb}{m}{sc}{} \installfont{bsbro8c}{bsbro8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{sl}{} \installfont{bsbri8c}{bsbri8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{it}{} \installfont{bsbb8c}{bsbb8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{n}{} \installfontas{bsbb8c}{TS1}{bsb}{b}{sc}{} \installfont{bsbbo8c}{bsbbo8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{sl}{} \installfont{bsbbi8c}{bsbbi8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{it}{} \endinstallfonts \endrecordtransforms \bye 上の作業で、次のシリーズ・シェイプが使えるようになります。 -ローマン体 --直立体(upright) --スモールキャップ体(small cap) --斜体(slant) --イタリック(italic) -ボールド体 --直立体(upright) --スモールキャップ体(small cap) --斜体(slant) --イタリック(italic) スモールキャップ体(small cap)と斜体(slant)はもともとありませんでしたが、これらは直立体から機械的に生成します。 **.map ファイル生成用ファイルの作成 [#nb22d231] ''.map'' ファイル作成に必要な情報は、''bsb-driver.tex'' を処理した後、''bsb-rec.tex'' ファイルに記録されます。これを処理して ''.map'' ファイルを生成するためのファイルを作成します。ファイル名は ''bsb-map.tex'' としておきます。 \input finstmsc.sty \resetstr{PSfontsuffix}{.pfb} \adddriver{dvips}{bsb.map} \input bsb-rec.tex \donedrivers \bye **fontinst の実行 [#y314ff06] 次のコマンドを実行します。 $ tex bsb-driver.tex $ tex bsb-map.tex **.tfm, .vf ファイルの生成 [#p1e83e2e] fontinst を実行すると各種 ''.pl'', ''.vpl'' ファイルができていますので、これらを変換して ''.tfm'', ''.vf'' ファイルを生成します。 $ for i in *.pl; do pltotf $i; done $ for i in *.vpl; do vptovf $i; done *ファイルのコピー [#p08dbcef] それぞれのファイルをコピーします。 |~ファイルの種類|~コピー先| |~.afm|$TEXMFLOCAL/fonts/afm/bitstrea/clgaramond| |~.tfm|$TEXMFLOCAL/fonts/tfm/bitstrea/clgaramond| |~.vf|$TEXMFLOCAL/fonts/vf/bitstrea/clgaramond| |~.pfb|$TEXMFLOCAL/fonts/type1/bitstrea/clgaramond| |~.map|$TEXMFLOCAL/fonts/map/dvips/bitstrea/clgaramond| |~.fd|$TEXMFLOCAL/tex/latex/bitstrea/clgaramond| **mktexlsr, updmap-sys [#j8c1704d] mktexlsr と updmap-sys を実行します。 # mktexlsr # updmap-sys --enable Map=bsb.map *テスト [#dbf40454] -[[フォント出力のテスト>TeX/Font/FontTest]] を参考にテストしてみてください。 *.sty の作成 [#ne45599b] テストがうまくいったら、Classical Garamond フォントを簡単に使えるように ''bclgaram.sty'' を作成しましょう。 \NeedsTeXFormat{LaTeX2e} \ProvidesPackage{bclgaram}[2006/10/02 v1.0 Bitstream Classical Garamond] \RequirePackage[T1]{fontenc} \RequirePackage{textcomp} \renewcommand*{\rmdefault}{bsb} \endinput これを $TEXMFLOCAL/tex/latex/bitstrea/clgaramond にコピーし、''mktexlsr'' を実行しておきます。これ以降はプリアンブルに \usepackage{bclgaram} と書いておけば、標準のフォントファミリが Classical Garamond になります。
タイムスタンプを変更しない
[[TeX/Font/Type1/Bitstream]] *Classical Garamond (Bitstream version of Sabon) [#uce90ab1] Classical Garamond は Sabon フォントの Bitstream 社バージョンです。 *コピー [#d35dc6ec] CD-ROM 内の WINPS/SERIF/CLASSICAL_GARAMOND/ 以下に3種類のファイルがあります。そのうち -''.PFB'' -''.PFM'' のファイルを作業用のディレクトリにコピーします。 *ファイル名の変更 [#l19ef111] これらのファイルの名前を Berry 則にもとづいて変更します。一番簡単なのは $TEXMFDIST/fonts/map/fontname/bitstrea.map にある変換表にもとづいて変更することです。Berry 則については次のページを参考にしてください。 -[[フォント名>TeX/Font/FontName]] -[[Bitstream>TeX/Font/Type1/Bitstream]] bitstrea.map を見ると、次のように変更すればよいことがわかります。新ファイル名は全て小文字にしておきましょう。 |~元ファイル名|~フォント名|~新ファイル名| |~0277A___.PFB|Classical Garamond Roman|bsbr8a.pfb| |~0278A___.PFB|Classical Garamond Italic|bsbri8a.pfb| |~0279A___.PFB|Classical Garamond Bold|bsbb8a.pfb| |~0972A___.PFB|Classical Garamond Bold Italic|bsbbi8a.pfb| ''.PFM'' ファイルも同様にファイル名を変更しておきます。 *.afm ファイルの生成 [#a01164a4] ''pf2afm'' を使って ''.pfb'', ''.pfm'' ファイルから ''.afm'' ファイルを生成します。 **pf2afm の実行 [#v4199bc6] 次のように実行します。 $ pf2afm bsbr8a.pfb 次のようにすれば、上のコマンドを4回実行する必要がなくなります。 $ for i in *.pfb; do pf2afm $i; done **.afm ファイルの修正 [#mde3c8b2] 今扱っている ''.pfb'' ファイルには fi や fl の合字(リガチャ)が用意されていますが、''.afm'' ファイルからは欠落しています。これを手動で追加します。 それぞれの ''.afm'' ファイルから、`N f' と書かれている行を探します。たとえば C 102 ; WX 322 ; N f ; B 27 -2 429 711 ; という行です。この行の最後に L i fi ; L l fl ; を追加して次のようにします。 C 102 ; WX 322 ; N f ; B 27 -2 429 711 ; L i fi ; L l fl ; これは、`f' の文字に関して、リガチャ(Ligature)を `i' と `l' の組合せに対して行う、という意味です。 4つの ''.afm'' ファイルに対して修正を行ったら、忘れずに保存しておきます。 *fontinst [#qd844602] ''.tfm'', ''.fd'', ''.vf'', ''.map'' ファイルを生成するための fontinst のファイルを作成します。ファイル名は `bsb-driver.tex' としておきます。fontinst については [[fontinst パッケージ>TeX/Font/FontInst]] をご覧ください。 \input fontinst.sty \needsfontinstversion{1.926} \substitutesilent{bx}{b} \setint{smallcapsscale}{720} \setint{slant}{167} \recordtransforms{bsb-rec.tex} %% make .tfms \transformfont{bsbr8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbr8a}}} \transformfont{bsbri8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbri8a}}} \transformfont{bsbb8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbb8a}}} \transformfont{bsbbi8r}{\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbbi8a}}} % slant \transformfont{bsbro8r}{\slantfont{\int{slant}}\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbr8a}}} \transformfont{bsbbo8r}{\slantfont{\int{slant}}\reencodefont{8r}{\fromafm{bsbb8a}}} %% installfonts (T1) \installfonts \installfamily{T1}{bsb}{} \installfont{bsbr8t}{bsbr8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{n}{} \installfont{bsbrc8t}{bsbr8r,newlatin}{t1c}{T1}{bsb}{m}{sc}{} \installfont{bsbro8t}{bsbro8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{sl}{} \installfont{bsbri8t}{bsbri8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{m}{it}{} \installfont{bsbb8t}{bsbb8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{n}{} \installfont{bsbbc8t}{bsbb8r,newlatin}{t1c}{T1}{bsb}{b}{sc}{} \installfont{bsbbo8t}{bsbbo8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{sl}{} \installfont{bsbbi8t}{bsbbi8r,newlatin}{t1}{T1}{bsb}{b}{it}{} \endinstallfonts %% installfonts (TS1) \installfonts \installfamily{TS1}{bsb}{} \installfont{bsbr8c}{bsbr8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{n}{} \installfontas{bsbr8c}{TS1}{bsb}{m}{sc}{} \installfont{bsbro8c}{bsbro8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{sl}{} \installfont{bsbri8c}{bsbri8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{m}{it}{} \installfont{bsbb8c}{bsbb8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{n}{} \installfontas{bsbb8c}{TS1}{bsb}{b}{sc}{} \installfont{bsbbo8c}{bsbbo8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{sl}{} \installfont{bsbbi8c}{bsbbi8r,textcomp}{ts1}{TS1}{bsb}{b}{it}{} \endinstallfonts \endrecordtransforms \bye 上の作業で、次のシリーズ・シェイプが使えるようになります。 -ローマン体 --直立体(upright) --スモールキャップ体(small cap) --斜体(slant) --イタリック(italic) -ボールド体 --直立体(upright) --スモールキャップ体(small cap) --斜体(slant) --イタリック(italic) スモールキャップ体(small cap)と斜体(slant)はもともとありませんでしたが、これらは直立体から機械的に生成します。 **.map ファイル生成用ファイルの作成 [#nb22d231] ''.map'' ファイル作成に必要な情報は、''bsb-driver.tex'' を処理した後、''bsb-rec.tex'' ファイルに記録されます。これを処理して ''.map'' ファイルを生成するためのファイルを作成します。ファイル名は ''bsb-map.tex'' としておきます。 \input finstmsc.sty \resetstr{PSfontsuffix}{.pfb} \adddriver{dvips}{bsb.map} \input bsb-rec.tex \donedrivers \bye **fontinst の実行 [#y314ff06] 次のコマンドを実行します。 $ tex bsb-driver.tex $ tex bsb-map.tex **.tfm, .vf ファイルの生成 [#p1e83e2e] fontinst を実行すると各種 ''.pl'', ''.vpl'' ファイルができていますので、これらを変換して ''.tfm'', ''.vf'' ファイルを生成します。 $ for i in *.pl; do pltotf $i; done $ for i in *.vpl; do vptovf $i; done *ファイルのコピー [#p08dbcef] それぞれのファイルをコピーします。 |~ファイルの種類|~コピー先| |~.afm|$TEXMFLOCAL/fonts/afm/bitstrea/clgaramond| |~.tfm|$TEXMFLOCAL/fonts/tfm/bitstrea/clgaramond| |~.vf|$TEXMFLOCAL/fonts/vf/bitstrea/clgaramond| |~.pfb|$TEXMFLOCAL/fonts/type1/bitstrea/clgaramond| |~.map|$TEXMFLOCAL/fonts/map/dvips/bitstrea/clgaramond| |~.fd|$TEXMFLOCAL/tex/latex/bitstrea/clgaramond| **mktexlsr, updmap-sys [#j8c1704d] mktexlsr と updmap-sys を実行します。 # mktexlsr # updmap-sys --enable Map=bsb.map *テスト [#dbf40454] -[[フォント出力のテスト>TeX/Font/FontTest]] を参考にテストしてみてください。 *.sty の作成 [#ne45599b] テストがうまくいったら、Classical Garamond フォントを簡単に使えるように ''bclgaram.sty'' を作成しましょう。 \NeedsTeXFormat{LaTeX2e} \ProvidesPackage{bclgaram}[2006/10/02 v1.0 Bitstream Classical Garamond] \RequirePackage[T1]{fontenc} \RequirePackage{textcomp} \renewcommand*{\rmdefault}{bsb} \endinput これを $TEXMFLOCAL/tex/latex/bitstrea/clgaramond にコピーし、''mktexlsr'' を実行しておきます。これ以降はプリアンブルに \usepackage{bclgaram} と書いておけば、標準のフォントファミリが Classical Garamond になります。
テキスト整形のルールを表示する