[[TeX/Font]] *eco フォント [#sd596a29] *ecoフォント [#pfb8cb83] eco(European Computer modern Old)フォントは、EC(European Computer modern)フォントの old style number の部分をデフォルトで使えるようにするものです。 eco(European Computer modern Old)フォントは,EC(European Computer modern)フォントの旧式数字体(old-style number)の部分をデフォルトで使えるようにするものです.TeXLive 2012などでは標準でインストールされています. *eco フォントのインストール [#x0c610c1] **使い方 [#h2fa0d5d] eco フォントのインストールは簡単です。ファイルをコピーして mktexlsr をするだけです。ただし、EC フォントの拡張ですので、EC フォントが既にインストールされている必要があります((最近の TeX ディストリビューションにはまず間違いなく含まれているといってよいでしょう。))。 プリアンブルに次のように書き加えておきます. **シェルスクリプト [#bec8f92b] \usepackage[T1]{fontenc} \usepackage{eco} このページの一番下に添付されています。使用の前に [[TeX におけるフォント>TeX/Font]] の「シェルスクリプト」の項の注意を必ず読んでください。 適当に文書を作成してみて,ページ番号の部分など,旧式数字体(old-style)になっているかどうか確認してください. **ダウンロード [#wff3d989] わざわざこのパッケージを使う場合,旧式数字体(old-style)でない数字,すなわち整列体数字(lining numbers)を使うことはないと思いますが,次のコマンドで囲んでやれば整列体数字(lining numbers)で出力することが できます. -[[${CTAN}/fonts/eco.zip:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/fonts/eco.zip]] \newstylenums{} をダウンロードします。 **Further Reading [#a9329c78] **解凍 [#u89167e1] src/create.shは,ECフォントで旧式数字体(old-style)を使うようにするためのファイルを生成するシェルスクリプトです.他のフォントにも応用できるかもしれません. ダウンロードしたファイルを次のように解凍して、できたディレクトリに移動します。 **ecoフォントのインストール [#e8c1ab1f] $ unzip eco.zip $ cd eco ---- **ファイルのコピー [#v3ea6750] ''TeXLive 2012では標準でインストールされています.TeXLive 2012のインストールについては次のページを見てください.'' 次の4種類のファイルをコピーします(かっこ内がコピー先)。これ以外のファイルは、さしあたっては不要です。コピー先については [[準備>TeX/Font/Intro]] もご覧ください。 -[[TeX/Install]] ${TEXMFLOCAL} とは、ptetex3 の標準なら ''/usr/local/teTeX/share/texmf-local'' です。 ---- -src/eco.sty (${TEXMFLOCAL}/tex/latex/eco/) -fd/*.fd (${TEXMFLOCAL}/tex/latex/eco/) -tfm/*.tfm (${TEXMFLOCAL}/fonts/tfm/public/eco/) -vf/*.vf (${TEXMFLOCAL}/fonts/vf/public/eco/) ecoフォントのインストールは簡単です.ファイルをコピーしてmktexlsrをするだけです.ただし,ECフォントの拡張ですので,ECフォントが既にインストールされている必要がありますが,最近のTeXディストリビューションにはまず間違いなく含まれているといってよいでしょう. **mktexlsr [#m73ca0ee] ***シェルスクリプト [#gcec18af] ファイルのコピーが終わったら必ず このページの一番下に添付されています.使用の前に[[TeXにおけるフォント>TeX/Font]]の「シェルスクリプト」の項の注意を必ず読んでください. # mktexlsr ***ダウンロード [#w7ce4a42] をしておきましょう。 -[[${CTAN}/fonts/eco.zip:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/fonts/eco.zip]] *使い方 [#dd3167fa] をダウンロードします. プリアンブルに次のように書き加えておきます。 ***展開 [#h0ef2046] \usepackage[T1]{fontenc} \usepackage{eco} ダウンロードしたファイルを次のように展開して,できたディレクトリに移動します. 適当に文書を作成してみて、ページ番号の部分など、old style になっているかどうか確認してください。 $ unzip eco.zip $ cd eco わざわざこのパッケージを使う場合、old style でない数字(lining numbers)を使うことはないと思いますが、次のコマンドで囲んでやれば lining numbers で出力することが できます。 ***ファイルのコピー [#ye10cb6a] \newstylenums{} 次の4種類のファイルをコピーします(かっこ内がコピー先).これ以外のファイルは,さしあたっては不要です.コピー先については[[準備>TeX/Font/Intro]]もご覧ください. *Further Reading [#r6b4d20d] ${TEXMFLOCAL}とは,ptetex3の標準なら''/usr/local/teTeX/share/texmf-local''です. src/create.sh は、EC フォントで old style numbers を使うようにするためのファイルを生成するシェルスクリプトです。他のフォントにも応用できるかもしれません。 -src/eco.sty (${TEXMFLOCAL}/tex/latex/eco/) -fd/*.fd (${TEXMFLOCAL}/tex/latex/eco/) -tfm/*.tfm (${TEXMFLOCAL}/fonts/tfm/public/eco/) -vf/*.vf (${TEXMFLOCAL}/fonts/vf/public/eco/) ***mktexlsr [#o0d55a87] ファイルのコピーが終わったら # mktexlsr を実行します.