#author("2024-06-08T16:21:09+09:00","","")
#author("2024-07-29T17:00:10+09:00","default:admin","admin")
[[Computer/BarcodeScanner]]

*Opticon L-46X [#h3f5bcea]

Opticon L-46Xは一次元コード(バーコード)のほか,二次元コード(QRコード,OCR-A/Bフォントの数字等)も読めるので,汎用的なバーコードリーダ(ハンディスキャナ)です.柔軟に設定できるのも特長です.

以下では図書館業務で用いる場合を中心に説明します.

**リンク [#xda087e3]

***メーカページ [#tef1e868]

-[[Opticon L-46X:https://www.opto.co.jp/products/handy_scanner/L-46X.html]]
-[[UniversalConfig:https://www.opto.co.jp/products/tool/tool_download.html]]
-[[ユーザーズマニュアル:https://www.opto.co.jp/products/tool/manual_download.html]]
-[[データ編集プログラミング説明書:https://www.opto.co.jp/products/tool/manual_download.html]]
-[[Opticon L-46Xクイックスタートガイド:https://www.seiden-inc.co.jp/barcode/L-46X_QuickStartGuide(JPN)_3rd.pdf]]

***参考ページ [#ha19d084]

-https://wikiwiki.jp/infra_notes/ハード/バーコードリーダー/UniversalConfigでメニューコードを出力する

**設定用QRコードの作成 [#r68ac947]

+UniversalConfigで作成します.設定用コマンドは,「データ編集プログラミング説明書」(コードの設定)と「L-46Xユーザーズマニュアル」(ブザー音などの機能設定)の双方にあるので,どちらも確認します.特に機能設定はUniversalConfigに収録されていないので,「L-46Xユーザーズマニュアル」で確認します.
+画面上のQRコードを読み込ませてL-46Xの設定を行うこともできます.公式には紙に印刷したものを利用するように案内されていますが,液晶モニタ上のQRコードを読み込ませて設定させるできる場合も多いようです.
+コマンドをテキストファイルでも保存しておくと,あとで便利でしょう.
#img(UniversalConfig0.png,75%)
+[印刷]します.PDFファイルに出力しておくと,配布の際にも便利です.QRコードと,コマンドが印刷されます.コマンドの文字列が長い場合は後ろが省略されますので,コマンドをテキストファイルでも保存しておくと便利です.
#img(UniversalConfig1.png,75%)

**OCR-Bフォント [#pd4ca66d]

「<10>1234567890」のような表記のOCR-Bフォントをそのまま読めるようにしてみます.Opticon L-46Xクイックスタートガイド(上のリンク参照)には,「ICAO Machine Readable Travel Documents OCR」と「免許証およびマイナンバーOCR-B読み取り」を有効化する設定用QRコードがありますが,これでは「<10>1234567890」のような表記のOCR-Bフォントを読めるようにはできません.UniversalConfigを用いて設定用QRコードを生成する必要があります.

手元にあるL-46Xで設定してみると,「<10>1234567890」の全桁(<と>を含めて14桁)を読む設定にした方がよいロット(Serial No.)と,「10>」以下の全13桁を読む設定にした方がよいロット(Serial No.)がありましたので,それぞれ分けて記述します.ほかの設定がよいロットがある可能性もあります(ご存知の方はこのページ下の‘Site admin’にあるリンクが設定されたページにある連絡先にご連絡いただけると幸いです).

Serial No.は,製品下部(ケーブルの接続部分)に記載されている,「Serial No. 002000」のような番号です.

***Serial No.が18000/19000番台 [#ge83a3f7]

全14桁を読む設定にした方がよいロットです.UniversalConfigのOCRボタンを押して設定します.
+OCR-B, OCR-Aを「☑︎有効」にします.
+フォントを「OCR-B」にします.
+1段目の「桁数」を「14」にします.
+1段目の「全て数字」を押します(5.と6.の作業より前に行ってください).
+1桁目を「<」にします.
+4桁目を「>」にします.
+「終端付加」は適宜設定します.
+「設定を試す」を押すと,UniversalConfigのメイン画面に設定用QRコードが表示されます.
+適宜印刷等します.

#img(L-46X_init_OCR-B14_Wiki.png,l,75%)
#clear

***Serial No.が2000番台 [#l47bff28]

「10>」以下の全13桁を読む設定にした方がよいロットです.1桁目の「<」は読み飛ばし,2桁目以降の「10>1234567890」を読み込ませます.

基本的には上の「Serial No.が18000/19000番台」と同じように設定します.変更する箇所は次の通りです.

3.の桁数は「13」にします.

4.と5.の作業は行いません.その代わりに3桁目(「>」の桁)を「AN」(英数字)にします.すなわち,3桁目は,ラベルには「>」と印字されていますが,L-46Xで読み込ませるときには英数字に近似させて読み込ませます(「D」か「0」か「7」になることが多いようです).必要なのは右側10桁ですので,その10桁を用いるよう,ソフトウェア側で対処します.

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