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韻律終止とシンコペーション

同じような韻律単位の組み合わせがピリオドのはじめから終わりまで何度も繰り返されるような韻律の場合、ピリオドの終わりの直前にある韻律のまとまり、つまり韻律終結部(clausula)は、同じピリオドの中の他の韻律単位と形が異なることが普通である。この韻律のまとまりのことを韻律終止(κατάληξις, catalexis)といい、韻律終止をもっていることを韻律終止をもつ(καταληκτικός [< καταλήγω]; catalecticus; catalectic)という。逆に、韻律終止をもっている場合、そこにピリオドの終わりがおかれていることがわかる。

韻律終止は一般に、同じピリオドの中の他の韻律単位を短くした形になる。より詳しくいえば、最後(ultimum)または1つ前の要素(paenultimum)に韻律短縮(suppression)が生じた形になる。例えば

u - u - => u - -

- u - x => - u -

がそうである(「=>」の左側が通常の韻律、右側が韻律終止)。他には、例えば次のような場合が考えられる。

通常の韻律単位韻律終止
x - u -iau - -ba
- u - xtr- u -cr
u u - -anu u - -

コーリアンボス(χωλίαμβος; choliambus)またはスカッゾーン(σκάζων, scazon)は、韻律終結部が同じピリオドの中の他の韻律単位を短くした形になっていないが、イアンボス・トリメトロスの最後のメトロンの短音節(x - `u' -)を長音節に置き換えることによって韻律終結部であることを示していると考えられる。

コーリアンボス(スカッゾーン)
x - u - x | - u | - x - `-' - ||

シンコペーション

ある要素の韻律短縮が最後、または1つ前の要素以外にも認められる韻律が存在し(e.g. ia., tr., io.)、この場合の現象はシンコペーション(syncopation)と呼ばれる。


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