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サンスクリット語(ラテン文字)をWindows上で入力する

はじめに

サンスクリット語(ラテン文字)をWindows上で入力する方法を解説します.例で主に用いられているのはWindows 7です.ほかの場合は適宜読み替えてください.

はじめに - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.

準備

Windowsに付属しているキーボードレイアウトでは不足です.(Mac) OS Xの「U.S. Extended」のキーボードレイアウトをWindowsに移植する試みが行われていますので,それを利用する方法を解説します.

  1. 「U.S. Extended」キーボードをインストールし,コントロールパネル上でキーボードレイアウトを追加します.
  2. 入力する時は言語バーで「EN 英語 (米国)」を選択します.

    IM_Skt_Win_0.png

  3. 「EN 英語 (米国)」を選択したあと,隣にキーボードのアイコンがある場合,それをクリックして「United States-Extended」を選択します.

    IM_Skt_Win_1.png

入力方法(古典サンスクリット語)

入力方法(古典サンスクリット語) - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.ただし,[Option]キーはすべて右[Alt]キーに読み替えてください.左[Alt]キーではアクセント類が入力できません.ノートパソコンの一部機種には右[Alt]キーが存在しません.その場合は[Ctrl] + [Alt]で代用します.

入力方法(ヴェーダ)

入力方法(古典サンスクリット語) - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.

入力方法(合成文字)

キーボードから直接入力できない文字は「文字コード表」を使い,合成文字として入力します.ただし,合成文字はソフトウェアによってはうまく扱えない場合があります.メモ帳,ワードパッド,Microsoft Word,OpenOffice,LibreOfficeなどでは扱うことができます.

  1. 「スタート」—「すべてのプログラム」—「アクセサリ」—「システム ツール」—「文字コード表」をクリックします.Windows 8ではチャームバーの「検索」(虫眼鏡のマーク)をクリックして「文字コード表」を入力し,検索するとよいでしょう.
  2. 「詳細表示」にチェックを入れ,「グループ」は「Unicodeカテゴリによる入力」にします.「フォント」は,ここでは「Times New Roman」にします.

    IM_Skt_Win_2.png

  3. 「グループ」ウィンドウが表示されるので,「結合分音記号」を選択します.

    IM_Skt_Win_3.png

  4. たとえばr̥を入力したい場合,「文字コード表」の「コピーする文字」にまずrを入力し,次に上のコード表で「U+0325: Combining Ring Below」(左下に表示されます)をクリックし,「選択」—「コピー」を順にクリックします.

    IM_Skt_Win_4.png

  5. 文字を入力したいソフトウェア上で「貼り付け」ます.

以上の手順を毎回行うのは大変ですので,Microsoft IMEの「単語/用例の登録」を行ったり,よく使う合成文字を一覧表にしておき,そこからコピーしてくるとよいでしょう.

フォントの選択

フォントの選択 - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.WindowsではTimes New Romanがよいでしょう.

テキストの取り扱い

テキストの取り扱い - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.

Emacs

OS(Windows)の入力方式を利用することもできますが,quail用のlispファイルをインストールしてそれを使うこともできます.サンスクリット語(ラテン文字)をEmacs上で入力するをご覧ください.この方法を用いると,ほぼTF方式と同じ方式で入力することができます.

音素表

音素表 - サンスクリット語(ラテン文字)を(Mac) OS X上で入力するをご覧ください.

FAQ

  1. ā́などの結合文字がずれる.→フォントによってはずれることがあります.Times New Romanなどが安全です.

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