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原稿作成の手引き

下書きです.

Wordの注機能を使ってつける.手動ではつけない.和文中では句読点の前につける.英文中では句読点の後につける.英語以外の欧文では原則として句読点の前につける.

作家・作品略号

原則としてLSJ, OLD, OCDで定義されている略号を用いる.それ以外の略号を用いる場合は,相当の理由がある場合に限る.たとえばLSJで定義されている略号だと長すぎるようなマイナーな作家を主に扱い,それに短い略号を定義する場合.

略号を用いる場合,作家・作品・引用箇所の間にはコンマを入れない(フルストップとの二重句読を回避).略号を用いない場合は「Homerus, Ilias, 1.234」のように間にコンマを入れた方がよいが,和文中ではわざわざラテン文字表記にせず「ホメーロス『イーリアス』第1巻第234行」のように表記すべき.

略号を用いる場合と用いない場合について.略号は本文中では使用しないようにする.使用してよいのは脚註,本文中のかっこ内など,厳密な(狭い)意味での本文の中だけに限る.

「op. cit.」や「art. cit.」や「前掲書」は使わず,「Vlastos (n. 9), 245」のように表記する.

和文と欧文の混植

かっこや記号

  1. 墨つき亀甲【 】や亀甲〔 〕は横書きでは使うべきではない.代替として角かっこ[ ]が使える.
  2. 傍点(丶)は横書きでは使うべきではない.代替として圏点(・)が使える.
  3. (詩)行の区切りには / を使う場合と | を使う場合がある./ はよく用いられるが,ほかの意味でも使われることがあるので,| を使うということも考えられる(Oxfordではこの方式を主に用いる).
  4. 二重に,あるいはそれ以上にかっこを用いた場合「))」のように閉じ(開き)かっこが2つ以上連続する場合があり,見苦しい.できるだけ( )→[ ]の順に変えてもらう.ただし( )でないと困る場合があるのでその場合は要検討.ただしそのような場合は執筆者の文章の書き方が悪いだけとも言えるので,たとえば注にまわしてもらうとかしてもらう.

略語

  1. 略語を定義するときは一覧表を作る.自分で独自に文献に略号を定義するのは避ける.

参考文献表

  1. できるだけ参考文献表を作成する.
  2. 参考文献表はできるだけ分割しない.分割が許容される例は第1次文献と第2次文献.

組版者側で対処すべき問題

  1. 組版者側でスクリプト等を用いて一括で変更すべきで,著者に要求すべきことがらではないこと.
    1. いわゆる半角を用いるか,全角を用いるか.→半角に一括で変更すべき.
    2. 時計文字(IV)を使ってよいか.→時計文字を使わずに半角英字に一括で変更すべき.
    3. 句読点にどちら(、。か,.)を使うか.→その書籍や雑誌の内部で統一すべき.組版者側で一括で変更すべき.ただし欧文をよく用いる雑誌ならば,.を使った方が統一感が出る.
    4. 半角カタカナを使ってはいけない.→全角に一括で変更すべき.

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