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[[TeX]]
*TeXのインストール[#df146116]
以下ではTeXを主に欧米系の人文科学で用いることを考えます.
現在(2012年8月)おすすめのTeXのシステム(TeXディストリビューション)は以下の通りです.
現在(2013年6月)おすすめのTeXのシステム(TeXディストリビューション)は以下の通りです.いずれもupTeXなどが提供されていますので,Unicodeで記述された多言語の原稿を組版することができます.
:[Mac] OS X, Linux|TeXLive2012
:Windows|w32texまたはTeXLive2012
:Linux|TeX Live 2013
:[Mac] OS X|TeX Live 2013, MacTeX2013
:Windows|TeX Live 2013, w32tex
LinuxならばたいていのディストリビューションでTeXが提供されています.ただし提供されているのがTeXLiveの古い版である場合があります.その場合はTeXLive2012をインストールするとよいでしょう.
LinuxならばたいていのディストリビューションでTeXが提供されています.ただし提供されているのがTeXLiveの古い版である場合があります.その場合はTeX Live 2013をインストールするとよいでしょう.MacTeX2013はTeX Live 2013に,[Mac] OS X向けのソフトウェアを同梱したものと考えるとわかりやすいでしょう.
**TeXLive2012 [#u1f03640]
**TeX Live 2013のインストール(Linux, [Mac] OS X) [#a8c1d91e]
TeXLive2011以前ではupTeXなどが提供されていませんでしたので,Unicodeで記述された多言語の原稿を組版するためには別の方法を用いる必要がありましたが,TeXLive2012では提供されていますので,現在ではこれを用いるのがよいと思います.たくさんのパッケージがデフォルトでインストールされるので,自分でわざわざインストールする手間も(かなり)省けます.
Linuxや[Mac] OS Xにインストールする方法です.
***インストール方法([Mac] OS X, Linux etc.) [#r9e4c5df]
***1, ネットワークインストール [#v63bd06b]
-http://ftp.jaist.ac.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz
をダウンロードします.次の順にコマンドを実行します.
$ tar xzf install-tl-unx.tar.gz
$ cd install-tl-2012xxxx
$ cd install-tl-2013xxxx
$ sudo ./install-tl
`Enter command'に対して`I'を入力するとインストールが始まります.
`Enter command'に対して`I'を入力するとインストールが始まります.途中でエラーが出てインストールできない場合は,次の「ISOイメージからのインストール」を試してください.
以上の方法ではファイルをダウンロードしながらインストールしますが,インストールするための.isoイメージをあらかじめダウンロードしておくこともできます.
***2, ISOイメージからのインストール [#b7ba1b71]
-http://ftp.jaist.ac.jp/pub/CTAN/systems/texlive/Images/
からtexlive2012.isoをダウンロードし,マウントしてinstall-tlを実行します.
からtexlive2013.isoをダウンロードし,マウントしてinstall-tlを実行します.
***埋め込む日本語フォントの設定 [#ddced429]
***3, アップデート [#jf5b35c8]
Mac OS X付属のヒラギノフォントを埋め込むのをデフォルトにする場合は次のようにします.
TeX Live 2013のリリース版ではjsclassesがUTF-8になっていますが,最新版では従来のISO-2022-JPになっています.ISO-2022-JPの方が問題が少ないので,アップデートを行ってjsclassesを最新版にするとよいでしょう.また,各種パッケージも更新することができ,新しいパッケージも自動的にインストールすることができますので,定期的にアップデートを行うとよいでしょう.
$ kanji-config-updmap hiragino
まず,リポジトリを検索します.
***アップデート方法 [#j18c9b0d]
teTeXなどではパッケージのアップデートは手動で行う必要がありましたが,TeXLiveでは自動的にアップデートすることができます.まず,リポジトリを検索します.
$ tlmgr get-mirror
...
http://example.com/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet
得られたリポジトリのURLを設定します.
$ sudo tlmgr option repository http://example.com/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet
実際にアップデートするには次のようにします.
$ sudo tlmgr update --self --all
とします.必要に応じてcronなどで自動アップデートするように設定します.
**TeXLive2013 pretest [#p5db52fd]
***4, 埋め込む日本語フォントの設定 [#fd8223ab]
TeXLive2013がテストされていましたが,2013年6月18日に正式リリースされました.
PDFファイルに日本語フォントを埋め込むかどうか,埋め込む場合,どのフォントを埋め込むかはkanji-config-updmapコマンドで設定します.現在の設定を確認するには次のようにします.
-http://www.tug.org/texlive/pretest.html
$ kanji-config-updmap status
にしたがってinstall-tl-unx.tar.gzをダウンロードし,次の順にコマンドを実行します.
[Mac] OS X付属のヒラギノフォントを埋め込むのをデフォルトにする場合は次のようにします.
$ tar xzf install-tl-unx.tar.gz
$ cd install-tl-2013xxxx
$ sudo ./install-tl -repository YYYYYYYY/tlpretest/
$ kanji-config-updmap hiragino
YYYYYYYY/tlpretest/には
この場合,/usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiraginoのようなディレクトリに,システムで使用しているヒラギノフォントへのリンクを作成しておく必要があります.
-http://www.tug.org/texlive/mirmon/
kanji-config-updmapは,設定を行ったユーザでのみ有効です.システム全体で有効にするためにはkanji-config-updmap-sysを使います.
に挙げられているホスト名を入力します.リンクを右クリックしてリンク先のURLをコピーするとよいでしょう.
**古い記事 [#k79103d4]
以前使われていたTeXディストリビューションのインストール方法です.現在は以下の方法ではなく,TeXLive2012をインストールする方法をお勧めします.
以前使われていたTeXディストリビューションのインストール方法です.現在は以下の方法ではなく,TeX Live 2013をインストールする方法をお勧めします.
-[[TeXディストリビューションなどの解説>TeX/Install/Introduction]]
-[[システムのアップグレード>TeX/Install/Upgrade]]
-[[ユーティリティー>TeX/Install/Utilities]]
***TeXLive [#zb3a9864]
-[[TeXLive2013pretest>TeX/Install/TeXLive2013pretest]]
-[[TeXLive2012>TeX/Install/TeXLive2012]]
***ptetex3(UNIX系) [#s0397bf4]
-[[VineLinux>TeX/Install/ptetex3/VineLinux]]
-[[MacOSX>TeX/Install/ptetex3/MacOSX]]
***ptexlive(UNIX系) [#oe0f55ad]
-[[VineLinux>TeX/Install/ptexlive/VineLinux]]
-[[MacOSX>TeX/Install/ptexlive/MacOSX]]
***その他 [#n806f29b]
-[[TeXディストリビューションなどの解説>TeX/Install/Introduction]]
-[[システムのアップグレード>TeX/Install/Upgrade]]
-[[ユーティリティー>TeX/Install/Utilities]]