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[[TeX/Font]]
[[TeX/Font/MetaFont]]
*METAFONT から Type 1 フォントへの変換 [#e95248b1]
Type 1 フォント(''.pfb'')を導入してあると、きれいな PS, PDF ファイルを出力することができます。最近は METAFONT ソース(''.mf'')と一緒に Type 1 フォントが配布されることが多くなりました(フォントパッケージによっては、METAFONT の方がオプション扱いになってきているものがあります。)。古いフォントなどではまだ METAFONT ソースでしか配布されていないものがあります。また、TrueType フォントなどから変換した場合に Type 1 フォントも生成したい場合があります。以下ではその変換のためのツールを紹介します。
*METAFONT -> Type 1 変換ツール [#h960eec4]
-textrace
-mf2pt1
textrace は昔からよく使われていますが、なかなか扱いが難しいようです。mf2pt1 は [[CTAN>TeX/Keyword/CTAN]] で配布されているツールです。こちらは若干外部プログラムに依存しますが、使いやすいでしょう。
**textrace [#s08daa30]
参考ページだけ挙げておきます。
-[[fontforge@sourceforge:http://fontforge.sourceforge.net/ja/]]
-http://www.inf.bme.hu/~pts/textrace/
-http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texfaq/qa/14001-14500.html
*mf2pt1 [#u99ff66c]
**依存するプログラム [#d49ddfdf]
次のプログラムが必要です。
-Perl
-METAPOST
-Type 1 Utilities
Perl は既に使えるようになっていることが多いでしょう。MetaPost も TeX のパッケージを導入していれば既に使えるようになっているはずです。
Type 1 Utilities(t1utils)はインストールされていないかもしれません。Linux などでは t1utils といったパッケージが用意されていることがありますので、利用してみましょう。
-[[t1utils>TeX/Font/t1utils]]
**ダウンロード [#q9b6d67f]
-$[[CTAN>TeX/Keyword/CTAN]]/support/mf2pt1/
からダウンロードできます。$[[CTAN>TeX/Keyword/CTAN]]/support/mf2pt1.zip という ''.zip'' ファイルがありますので、インストールの際はこちらをダウンロードした方が簡単です。
**インストール方法 [#zfa7c0fe]
まず、[[CTAN>TeX/Keyword/CTAN]] から入手した ''mf2pt1.zip'' を解凍します。
$ unzip mf2pt1.zip
解凍してできた ''mf2pt1'' というディレクトリの中の ''mf2pt1.pdf'' にインストール方法が書かれています。
解凍してできた ''mf2pt1'' ディレクトリの中に ''mf2pt1.pl'' という実行ファイル(Perl で書かれています)があるので、''/usr/local/bin'' などのディレクトリに移動します。必要に応じて ''mf2pt1'' という短いファイル名にしておきます。パーミッションが正しくなければ変えておきましょう。
$ cd mf2pt1
# cp mf2pt1.pl /usr/local/bin
# chmod 755 /usr/local/bin/mf2pt1.pl
# cd /usr/local/bin (必要に応じて)
# mv mf2pt1.pl mf2pt1 (必要に応じて)
次に ''mf2pt1.mp'' というファイルから ''mf2pt1.mem'' というファイルを生成します(この際に METAPOST のプログラムが必要です)。
$ mpost -progname=mpost -ini mf2pt1 \\dump
できた ''mf2pt1.mem'' というファイルを、''$TEXMFLOCAL/web2c/'' あたりに移動します((METAPOST が見つけてこられるディレクトリにします。))。ptetex3 でインストールした場合は次のようにします。
# mkdir -p /usr/local/teTeX/share/texmf-local/web2c
# cp mf2pt1.mem /usr/local/teTeX/share/texmf-local/web2c
作業したディレクトリの中にあるドキュメントは、''/usr/local/doc'' などに保存しておくと後で便利です。
# mkdir -p /usr/local/doc/mf2pt1
# cp README mf2pt1.pdf mf2pt1.texi /usr/loca/doc/mf2pt1
**使い方 [#x7a50473]
次のようにします。
$ mf2pt1 myfont.mf
すると同じディレクトリに ''myfont.pfb'' という Type 1 フォントができます。途中でエラーが出る場合は、まず Type 1 Utilities(t1utils)がインストールされているかどうか確認してください。
**参考 [#ncce68a9]
-http://tex.dante.jp/typo/index.php?TeX%A5%E1%A5%E2%C4%A2#l7aabb18