#author("2016-04-16T14:21:58+09:00","","") [[Computer]] *印刷・製本 [#zddd1bc5] 自分で作成する文書にはLaTeXを用い,基本的にA5サイズで作成しているので,これを用紙送り装置つきのXeroxなどの複合機でコピーして製本することを考える.環境は次のようなものを想定する. -Mac OS X 10.6 Snow Leopard -LaTeX + dvipdfmx **2up [#geca0949] -A, 2upされたPDFファイルの作成 ++「プレビュー.app」でPDFファイルを開き,[ファイル]—[プリント]を選択する. ++「用紙サイズ」を「A4_borderless」(下の「共通手順」参照)に設定する. ++「1ページのイメージ数」を「2」に設定する. ++左下の「PDF▼」から「PDFとして保存…」を選択する. ++必要に応じてページを回転する.すべてのページを回転させるには,[表示]—[サイドバー]でサイドバーを表示させ,「サムネール」にしてすべてのページを選択してから,[ツール]—[反時計回りに回転]などを行う. -B, 2upされたPDFファイルの印刷 ++得られたPDFファイルを「プレビュー.app」を開き,[ファイル]—[プリント]を選択する. ++「用紙サイズ」を「A4_borderless」に設定する. ++印刷する. **小冊子 [#gfa627a8] -A, 製本用PDFの作成 ++「プレビュー.app」でPDFファイルを開く. ++「用紙サイズ」を「A5_borderless」(下の「共通手順」参照)に設定する. ++左下の「PDF▼」から「Create Booklet」を選択する. ++しばらくするとPDFファイルが開くので,適当な名前をつけて保存する. -B, 製本用PDFの印刷 --「プレビュー.app」の場合 +++Aの手順で得られたファイルを開き,[ファイル]—[プリント]を選択する. +++「用紙サイズ」を「A4_borderless」(下の「共通手順」参照)に設定する. +++「レイアウト」ペインを表示させ,「両面」を「短辺とじ」に設定する. +++印刷する. --Adobe Readerの場合 +++Aの手順で得られたファイルを開き,[ファイル]—[プリント]を選択する. +++「拡大/縮小」を「なし」にする. +++「プリンター…」をクリックし「レイアウト」ペインで「両面」を「短辺とじ」に設定する. +++印刷する. -C, Xeroxでのコピー ++「両面→両面」コピーに設定する. ++原稿サイズをA4に設定する. ++用紙サイズをA3に設定する. ++小冊子印刷(上綴じ)に設定する. **共通手順 [#ne95f0db] ***a, ふちなし印刷のための準備 [#v5157025] +「プレビュー.app」など適当なアプリケーションの[ファイル]—[プリント]メニューを開く. +用紙サイズのプルダウンから「カスタムサイズを管理…」を選択する. +「+」ボタンをクリックし,できた「名称未設定」の部分をクリックして「Enter」を押し,「A4_borderless」などの適当な名前を入力する. +用紙サイズに適当な値を入力し,「プリントされない領域」をすべて「0 cm」に設定して「OK」を押す. --A4なら「幅:20.99 cm,高さ:29.7 cm」. --A5なら「幅:14.82 cm,高さ:20.99 cm」. ***b, Create Booklet [#x955ac76] [[Computer/Mac/CreateBooklet]]参照.Create Bookletは管理者権限がないとインストールできないので,権限がなければほかの方法を用いる必要がある.ページを入れ替えて2upしてPDFファイルを作成してそれを印刷すればよいが,ページ数が多くなると面倒である. +Cocoa Booklet.app +pdftk +Combine PDFs Mac OS X 10.5 Leopard(以前)であればCocoa Booklet.appを用いるのが簡単である.ただしCreate Bookletとは違って偶数ページは天地が逆になるので,上のB-3の手順で「短辺とじ」の代わりに「長辺とじ」を選択する. pdftkやCombinePDFsなど,PDFファイルのページ数を入れ替えることができるソフトウェアを用いる場合は,ページ数を8 -> 1 -> 2 -> 7 -> 6 -> 3 -> 4 -> 5の順に並べ替えて上の「2up」の手順で2upされたPDFファイルを作成し,上の「小冊子」のBの手順からを行う.