顔文字のようなものが用いられている例.表紙に(˙.˙)とある.
刊本の最終頁には«FINIS.»と書かれることがある.それに続いて折丁番号,印刷所,印刷地,印刷年などが書かれることがある.Google Books
写本などで,葉が何枚か集められて折丁を成しているとき,2枚なら二重折丁(羅binio / duernio),3枚なら三重折丁(羅trinio),4枚なら四重折丁(羅quaternio),quinternio ...などという.一重折丁はunioである.ほとんどすべてが三重折丁で一部が四重折丁である場合は«Omnes terniones, praeter PP, qui quaternio est.»と書く.あるいは«Omnes sunt quaterniones, V vero duernus.»としたり,quaternioなどと同格にする.一覧を書く場合には«series c(h)artarum. / a b c d e f g h i k l m n o p q r s t v x y z. A B ... AA BB. omnes sunt quaterniones.»など.seriresの代わりにordoなど.series chartarumの代わりにregistrumなど.
exの代わりにapud, per, in, in aedibus ...などが用いられる.あるいは単に奪格にする.officinaの代わりにTypographiaなど.
excudoの活用形で示す.現在形(excudit),未完了過去形(excudebat),完了形(excusit)のいずれもあり得るが,未完了過去形が多い.
これにはJodocus Hondius excudit sibiとある.
には3つの再版がある.
ステパヌス版プラトーン.excudebat Henr. Stephanus
には「第2版」(secunda aeditio)の表示がある.«aeditio»はēditiōの意味である.
«Cum Caesareae Maiestatis gratia & priuilegio.»などと書かれることもある.
«excudebat»の後に組版者が書かれる.あるいはexcussit, excussus, -a, -umの場合もある.書く場所は表紙か,最終ページが多い.受動態もあり得る.
iterum impressus, -um est; iterum imprimiturが用いられる.
初期印刷本にはギリシア語表記も多い.