言語学などで,行間注解を書くのに便利なパッケージです.
2013年2月中旬にTeXLiveのパッケージに追加されたようですので,TeXLiveをアップデートする必要があります.
$ sudo tlmgr update --all
$ texdoc dvgloss
とするとdvgloss.pdfが開きますので,これを読みます.TeXLive2012を標準のディレクトリに導入していれば,/usr/local/texlive/2012/texmf-dist/doc/latex/dvgloss/dvgloss.pdfにあります.
\gl{dolorem ipsum quia dolor sit amet}% {pain.acc.sg itself.acc.sg because pain.nom.sg be.3sg.subj love.3sg} \ft{loves pain itself just for being pain} \lb{Cicero}
原文の各単語に対応するように,原文のすぐ下に注解(単語の意味や単語の形など)を書き,これらとは別に(別行立てで)翻訳を入れ,出典を書くこととします.
注解(\gl, i.e. gloss)は2つの引数を取ります.最初の引数には原文を,2つ目の引数には注解を入れます.原文の2つの単語に対して注解の1つの単語が対応する場合は,原文の2つの単語を中かっこ { } で囲んでグループ化します.自由訳(\ft, i.e. free translation)の部分には訳を入れます.これは注解が終わった後,その下に表示されます.ラベル(\lb, i.e. label)には出典などを書きます.