eLearning/Metre/09_IndivisualMetres/02_Ionic
エレゲイアはヘクサメトロスなどと同じように、伝統的には2行詩型(δίστιχος; distichus; distich)だと呼ばれており、したがって単詩行型の1つのバリエーションとみなされているが、むしろストロペー型であるといった方がよい。記号 D(hemiepes)を使った場合、エレゲイアは次のように書ける。
第2行のカエスーラは必ず起こり、位置は変更されない(その位置でエリジョンを起こすことは許容される)。また、第2行の第2コーロンの短要素は長に置き換えることができない。
音律や韻律上の規則はヘクサメトロスの場合と大体同じであるが、エレゲイアの方が若干自由度が低くなっている。