eLearning/InputMethod/Greek/Mac の履歴(No.3)

eLearning/InputMethod

Mac でのギリシア語の入力方法†

Mac OS X 10.4 Tiger 以降を対象とします（10.3 Panther 以前でも使えるかもしれません）。

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「言語環境」の設定†

［アップルマーク］—［システム環境設定...］を開きます。
［言語環境］をクリックします。
［入力メニュー］ペインを選択します。
一覧に次の項目がありますので、左のチェックボックスにチェックをつけます。いまつけられているチェックはそのままで構いません。
- キーボードビューア（任意）
- 文字パレット（任意）
- Greek Polytonic
「言語環境」のウィンドウを閉じます。
[Command] + [Opt] + [Space] を何回か押していくと画面右上の入力メニューが「Greek Polytonic」に変わります。もちろんクリックして選んでも大丈夫です。
キーボードレイアウトがわからない時は、入力メニューから「キーボードビューアを表示」を選択します。オレンジ色になっている部分は、先にそのキーを押しておいて他のキーを押すとアクセントなどが入力できるものです。シフトなどの組み合わせで様々なアクセントなどが入力できます。次のキーを押すとキーボードレイアウトが変わります。いろいろ試してキーボードレイアウトを眺めてみてください。
1. Shift
2. Option
3. Shift + Option
キーボードから入力できない文字は入力メニューから「文字パレット」を選択して文字パレットから入力することができます。文字パレットではいろいろな分類で表示させることが可能ですが、次の分類がおすすめです。
- 表示：コード表
- 「Unicode」ペイン
- 下の方にある「虫めがね」のフィールドに文字などを入力すると、文字を検索することができます。

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ギリシア語の入力方法のヒント†

キーボードは JIS 配列（日本で一般的な、ひらがなが刻印されているもの）であるとします。
[A] などとある場合は、A が刻印されているキーを押すことを示します。シフトキーと組み合わせる場合は必ず [Shift] + [A] と表記してあります。
I,l などは紛らわしいので、それぞれ「i」「L」と表示してあります。

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句読点など†

フルストップは [.]のキーで入力します（英語などと同様）。
コロン（ハイ・ストップ）は [Opt] + [9] で入力します。
コンマは [,] のキーで入力します（英語などと同様）。
疑問符は [Q] のキーで入力します（Shift などは必要ありません）。
アポストロフィは [Opt] + [:] で入力します。このアポストロフィは Unicode: 0027, UTF8: 27 になります（英語などと同様）。
- アポストロフィは ἀλλ' などの場合に用いますが、フォントによってはアポストロフィのあとのアキが大きくなりすぎたりしてしまいますので、その時は無気息記号の ᾽ で代用する必要があるかもしれません。

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アクセント記号など†

α の例で説明します。アクセント記号のみを入力するには、次にアクセントのつけられない文字（子音など）を入力するか、[Space] を入力します。

アクセントのみ
- 鋭アクセントのみをつけるには、[;] を押したあとに [A] を押します。
- 重アクセントのみをつけるには、[[] を押したあとに [A] を押します。
- 曲アクセントのみをつけるには、[@] を押したあとに [A] を押します。
気息記号のみ
- 無気息記号のみをつけるには、[:] を押したあとに [A] を押します。
- 有気息記号のみをつけるには、[Shift] + [:] を押したあとに [A] を押します。
イオタ・サブスクリプトをつけるには次の2つの方法があります。
1. [Shift] + [@] を押したあとに [A] を押します。
2. [Opt] + [i] を押したあとに [A] を押します。
  - 他のアクセントなどとイオタ・サブスクリプトを組み合わせる場合は、「他のアクセント」と「イオタ・サブスクリプト」を（順不同で）別々に入力したあとに [A] を押します。
その他の記号
- 分音記号（trema）は次のようにしてつけます。α には通常分音記号はつけないため、ι の例で説明してあります。
  - 分音記号のみをつけるには、[Shift] + [;] を押したあとに [i] を押します。
  - 分音記号＋鋭アクセントをつけるには、[Opt] + [A] を押したあとに [i] を押します。
- 長音記号をつけるには、[Shift] + [Opt] + [L] を押したあとに [A] を押します。
- 短音記号をつけるには、[Opt] + [L] を押したあとに [A] を押します。

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他の一般的な記号†

「Greek Polytonic」のときも [Opt] キーを使うことによって、英語入力のときに入力できていた記号を入力できます（おおむね 101 キーボードと同じになります）。

[Opt] + [-] で -（ハイフン）。
[Opt] + [@] で [（左角かっこ）。
[Opt] + [ で ]（右角かっこ）。

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コードの調べ方†

入力した文字の Unicode などでのコードを調べるのは次の方法によりました。もちろん方法は他にいくつもあります。

「テキストエディット」で文字を入力します。3の手順でわかりやすいように、1行に1種類の同じ文字をいくつも入力しておきます。例えば1行目は aaaaaaaaaa で2行目は xxxxxxxxxx としておきます。
- この手順も本来は Emacs で行えばよいのですが、「テキストエディット」ならデフォルトで見やすいフォントが採用されているので、こちらで行いました。
「別名で保存...」で「標準テキストのエンコーディング」で次の2種類のエンコーディングを選びます。i が上でいう Unicode の、ii が上でいう UTF8 のエンコーディングになります。
1. Unicode (UTF-16)
2. Unicode (UTF-8)
保存した2種類のファイルを Emacs でバイナリモードで開きます。M-x hexl-find-file で開けます。

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コードの変換†

iconv などがインストールされていれば、さまざまな文字コードを変換できます。

$ iconv -f UTF-8 -t UTF-16 input.txt >output.txt

上は UTF-8 から UTF-16（Unicode）に変換する例です。