1930年頃まで Suidas という著者による辞典・百科事典として知られていたが、それは写本上で誤って読まれていたものであり、実は Suda といういう読みが正しく、近年では Suda という作品名で言及される。suda とは「城」のことである。エウスタティオス(彼もまた誤って「Suidas 作の」と言及しており、これが我々が近年まで誤っていたことの原因であると考えられている)がたびたび言及していること、また辞典の内容から10世紀後半に編纂されたものと考えられている。
初めてアルファベット順に語彙を収録した辞典としても知られている。