Personal/Classics
図書館†
蔵書リストの出力(手動)†
- UTokyo OPAC(2022年現在)で,特定の請求記号の図書のリストを出力し,適切に整形する.
- [詳細検索]に「"IV-a:"」などを入れ,「配架場所」を選ぶ.
- 検索結果が表示されたら,一覧表示件数を適宜増やし,チェックボックスの上の[全選択]にチェックを入れ,「ファイル出力」を選ぶ.
- 「タブ区切り」「UTF-8」を選び,ファイルに出力する(tsvファイルになる).
- 表計算ソフトで読み込む.
- 同じタイトルの図書はほかの配架場所のものも含まれてしまうので,tsvファイルの「配架場所」でフィルタする.
- grep で"3号館IV-a"や"IV-a"に分ける.
$ grep "3号館IV-a" test0.csv >test1.csv
$ grep "IV-a" test0.csv | grep -v 3号館 >test2.csv
- 表計算ソフトで請求記号を左の方の列に移動し,csvファイルとして保存する.
- sortコマンドを実行する.以下はコンマ区切りCSVで,請求記号が2列目にある場合.
$ sort -t , -k 2 test1.csv >test3.csv
蔵書リストの出力(自動)†
- 1–4までは手動の場合と同じ.
- tsvファイルを整形する.必要なフィールドを変更するには$1のあたりを変える.
$ cat tsv* | awk 'BEGIN { FS="\t" ; OFS="\t"} { print $1,$8,$7,$6,$9,$3,$4,$2,$11 } ' | grep "IV-a" | grep -v "3号館" | sort -t$'\t' -k 4 >IV-a.txt
- 請求記号のフォーマットをたとえば‘III-G:Ar-Nu:Ol’から‘III-G,Ar-Nu,Ol’(コロンからコンマへ)にEmacs上で変えるにはreplace-regexpで次のようにする.
\([^ ]\):\([^ ]\) -> \1,\2
- タイトル等に含まれる項目のうち,タイトルと著者名等以外を削除するにはEmacs上で次のようにする.
\. -.* ->
- 1つ前のコマンドで行末の"が削除されてしまうので,追加する(あるいは1つ前のコマンドを変える).
$ -> "
ほかのコマンドの例.
$ cat ~/Downloads/tsv* | awk 'BEGIN { FS="\t" ; OFS="\t"} { print $1,$8,$7,$6,$9,$3,$4,$2,$11 } ' | grep "西洋古典" | sort -t$'\t' -k 4 >IV-a.txt
バーコードリーダ†
一次元バーコードを読むだけならば何でも使えるが,OCR-Bフォント等の数字をそのまま読みたい場合は対応機種が非常に限られる.
- L-22X
- L-46X
- Xenon 1900
- Xenon 1950g
- Xenon 1950h
- Xenon 1952g
- Xenon 1952h
- Xenon XP 1950h
- MS852B
- MS852LR
資産管理†
Ctrl + HomeでA1セルに移動できる.
具体的な数式の例1(入力済の資産管理番号まで移動して確認)†
match, hyperlink関数で指定の行に移動できる.Cは管理番号(ID)のある列.管理番号は(数字)10桁とする.
- A1
- バーコードスキャナで入力
- A2
- =HYPERLINK("#C"&MATCH(A3,C:C,0),"GOTO_ID")
- A3
- =RIGHT(A1,10)
手順は以下の通り.
- A1にバーコードスキャナで管理番号(ID)を入力.
- A2に‘GOTO_ID’というリンクがあるので,これをクリックする.
- 該当の管理番号(ID)のあるセルに自動的に移動する.
- 適宜セルに入力を行う.
- Ctrl + HomeでA1セルに戻り,1からふたたび実施する.
2でクリックするのは面倒だが,最近のExcelでは[Enter]ではリンクが開かないので,[Shift] + [F10]などでコンテクストメニューを表示させる必要があり,これも面倒である.
具体的な数式の例2(資産管理番号を一気に入力して一致を確認)†
COUNTIF関数を用いると,ある範囲に同じ数値があるかをチェックできる(個数が出力される).
- A列に資産管理番号をバーコードにより次々に入力する.
- 必要に応じてB列に1で入力した資産管理番号を整形したものを表示させる.たとえば右側10桁など.=RIGHT(B?,10)
- 必要に応じてC列に,E列の中に番号があるかどうかチェックする数式を入れる.=COUNTIF($E$2:$E$9999,B?)
- E列にリストから抽出した資産管理番号があるとする.
- D列に =COUNTIF($B$2:$B$9999,E?) と入力すると重複している場合に1が,重複していない場合に0が表示される.
- 行数が多すぎるとチェックに時間がかかるので,不要な行のC列とD列を削除する.不要な行の先頭行を選択して[Ctrl] + [Shift] + [↓]を押すと,最終行まで選択されるので,[削除]する.
QRコード†
本の背に資料IDを格納したQRコードを貼っておけば,棚から下ろさずに資料IDだけをスキャンし,リストと照合することができる.QRコードを貼る作業は大変だが,一度貼ってしまえば,以降の蔵書点検作業は非常に楽になる.
一般的な大きさは15mm以上.ラベルシールは20mm x 20mmくらいからある.数字10桁なら小さいQRコードでもよいが,スキャナによっては読み取れない場合がある.またラベルシールからの切り出しは手作業で行う必要がある.余白が小さいと読み取れない場合があるので,余白はある程度確保しておく必要がある.
図書の背に貼る場合,背の厚みに注意する必要がある.20mmの厚みがある図書はそれほど多くない.たいていの図書はせいぜい10mm程度である.
図書館システム†
水性ボールペン†
油性ボールペン(染料系)は耐光性で劣る場合があり,年月を経ると消えてしまう場合がある.顔料系を用いたボールペンを用いるとよい.水性ボールペンやゲルボールペンにこれが多いが,当てはまらない場合もあるので,よく調べておく必要がある.
耐光性等について調べたページには次のようなものがある.
歴史があり,消耗品の供給が長期にわたって期待できるボールペンには,たとえばTombow zoom505がある.
- BW-2000LZ(0.5mm芯)
- Tombow BW-LDZ04(0.7mm芯)
ラベル†
フォント†
- IBMのタイプライタ用フォントを制作したのはHoward Bud Kettler (1919–1999).
- Courier New (Monotype)もIBMのタイプライタ用フォントをデジタル化したものだが,細いのでだいぶ印象が異なる.
- Courier 10 Pitch BT (Bitstream)がデジタル化したフォントはIBMのタイプライタ用フォントと非常によく似ている.X Consortiumに寄贈されたので,手軽に利用できる.
- Courier 10 Pitch BTはLaTeXで利用できる.パッケージ名はcourierten.
タトルテープの取付†
ハードカバー用タトルテープの取付用棒は市販されているが,自作もできる.100円均一ショップなどでも販売されているPPシート(ポリプロピレンシート)を切り出せばよい.サイズは厳密でなくてよく,厚さは1mm弱,長さは30cm程度,幅は5mm程度で切り出せばよい.ただしタトルテープをはがすためには,PPシートでは無理で,金属製のものを使用する必要がある.
補修製本†
- 平麻
- 寒冷紗
- http://idea.eco.coocan.jp/book88/seihon/index.html