Last updated: 2009/12/23 by MATSUURA Takashi
最初の印刷本(editio princeps)は、Aldus から出版された、Asulanus(Aldus Manutius の義父)校訂のものである。これはM写本にもとづいているので、『アガメムノーン』の大部分(vv. 319--1076, 1168--1673)と『コエーポロイ』の最初(vv. 1--9)を含んでおらず、さらにこの2つが1つの作品として扱われている。Turnebus の校訂本は editio princeps を校訂したものであった。
Francesco Robortello は『アガメムノーン』と『コエーポロイ』が別の劇だと気づき、M写本に含まれていない部分を欠損部分(lacuna)として校訂した。Petrus Victorius はF, Tr写本を用い、初めて『アガメムノーン』の全体を校訂した。