SystemHelp/PDF
小冊子の作成†
1, 作成方法の検討†
A5で作成した原稿をA3の両面に割り付けて印刷し,直角四折にして上部を切り,8ページにすることを考える.複合機の「両面→両面」と「製本印刷(上綴じ)」の機能を使えば,版下が「A4両面に小冊子印刷」で作成されていればよいので,その方法で考える.複合機には Xerox を用いることを想定する.
最終的にA3の印刷物の各ページの向きが正しければよいが,A4の版下も,中央で二折にしたときに各ページの向きが正しくなっていると手順が理解しやすくなるので,版下の段階から各ページの向きに気をつけて作成するようにする.大量印刷する際は少ないページ(8ページ以上)でテストを行い,正しく作成できるかどうか確認する.
2, 版下の作成†
ソフトウェアの選択†
面付けソフトを使えばよいが,プロプライエタリなものを使わないとすると選択肢は限られてくる.次の環境を想定する.
- a, CocoaBooklet
- Mac OS X 10.5 Leopard(SnowLeopard では動かない,Tiger 以前は未確認)
- CocoaBooklet
- b, Create Booklet
PDF を扱えて小冊子印刷できるソフトウェアならばこれの代用になる可能性がある.
- Adobe Reader の「小冊子印刷」(ただし余計な余白が入ってしまう)
- PDF のページを入れ替えて 2up 印刷をする
a, CocoaBooklet†
- A5の原稿をPDFで作成する.
- CocoaBooklet でA4に割り付ける.その際,余白は0にする.
- 2でできたPDFを Adobe Reader なら「拡大/縮小」を「なし」にして上綴じで両面印刷する.
b, Create Booklet†
- 「プレビュー.app」で適当なPDFを開き,「印刷」を行う.
- 「用紙サイズ」で「カスタムサイズを管理 . . .」を選択する.
- 「+」をクリックする.
- 上に「名称未設定」という用紙サイズができているので,クリックして「A5_whole」などの名前を付けておく.
- 「A5_whole」をクリックした状態で次の値を設定し,「OK」をクリックする(A5で作成しないと6でA3のPDFができてしまう).
- 「用紙サイズ」で「幅」を14.85cm,「高さ」を20.99cmにする.
- 「プリントされない領域」で上下左右の余白をすべて0にする.
- 「用紙サイズ」を「A5_whole」にして,左下の「PDF▼」から「Create Booklet」を選択する.
- できたPDFを,Adobe Reader なら「拡大/縮小」を「なし」にして上綴じで両面印刷する.
3, 印刷†
Xerox で印刷する.設定は次のようにする.天地が逆にならないように注意する.
- A3用紙
- 「両面→両面」
- 製本印刷(上綴じ)