このページでは TeX を使う際に便利なテクニックを解説します。
latin.ldf のバグの修正方法も含む。
参考文献内での字下げ
ある文字 X と、その他の文字との間の間隔を一律に調整するには .enc に LIGKERN を書き加えるとよいようです。
\greeknumeral などのコマンドを使えばよいですが、1を表す αʹ などで使う ʹ だけを使いたい場合があります。LGR の区点254にありますので、適当に定義します。
\DeclareTextSymbol{\dexiakeraia}{\GRencoding@name}{254} \DeclareTextSymbol{\aristerikeraia}{\GRencoding@name}{255}
下の方では1000を表す ͵α などで使う ͵ を定義しています。
\section 中にギリシア語などが含まれていて、コンパイル中にエラーが出る場合にも使えます。
\section{\texorpdfstring{本文用}{目次用}} \section[目次用]{本文用}
下の方法の場合は、\tableofcontents で目次を出力した時には「目次用」の文字列が出力されます。