アレクサンダー大王の財務官であったハルパロスがアテーナイに亡命しようとしたところから事件は始まる。ハルパロスは大規模な艦隊と莫大な資金を携えてアテーナイに到着する。ハルパロスを逮捕し、資金は取り上げてアクロポリスに置いておくという提案を最初にしたのはデーモステネースだと考えられている。後にハルパロスが逃げ、アクロポリスにあった資金が一部なくなっていたことから、アレオパゴス裁判にかけられる。その結果50タラントンの罰金を科せられる。デーモステネースはこれにより亡命したが、323年のアレクサンダー大王の死後、アテーナイに戻ってくる。