[[TeX/Manual]] *glossaries [#w9f487c8] **インストール [#d6eecf3c] 最新のTeXLive2013には含まれています.バージョンが古い場合はアップデートします. $ sudo tlmgr update --all **プリアンブル [#xd31c374] hyperrefパッケージを読み込んでいる場合は,(ほかの多くのパッケージとは異なり)それより後にglossariesバッケージを読み込みます. \usepackage{glossaries} \makeglossaries 索引を作成するプログラムにmakeindexではなくxindyを用いる場合はxindyオプションを指定します. \usepackage[xindy]{glossaries} \makeglossaries **頭字語(略語) [#j077ea60] ***プリアンブル [#vd619fee] オプションなどを追加します. \usepackage[acronym,shortcuts]{glossaries} \loadglsentries[acronym]{acr} ***定義の記述 [#j39ccebc] 同じディレクトリ内のacr.texに定義を記述します. \newacronym{CEG}{\textit{CEG}}{Hansen, \textit{Carmina epigraphica graeca}} 1つの頭字語につき3つの定義を行います.最初の定義は\acsコマンドを用いたときに指定する引数です.すなわち今の場合\acs{CEG}のように本文中で用いることになります.2番目の定義は本文中に実際に現れる頭字語です.今の場合,'''CEG'''となります.3番目の定義は,頭字語の一覧中に現れるものです. ***一覧の出力 [#x520dae7] 一覧を出力したい箇所に次のように記述します. \printglossary[type=acronym,nonumberlist,title={略号},toctitle={略号}] -nonumberlistオプションをつけると出現したページ番号を省略します.nonumberlistオプションをつけなければ出現したページ番号が表示されます. -titleオプションで見出しに表示される文字列が設定されます. -toctitleオプションで目次に表示される文字列が設定されます. **コンパイル [#ea7a191c] 必要に応じてplatexコマンドは複数回実行します. $ platex TEXFILE $ makeglossaries TEXFILE $ platex TEXFILE **複数種類の頭字語を定義する [#yb9ceef4] たとえば文献略号と作家・作品略号の2種類の頭字語を定義し,別々にそのリストを表示したい場合は2種類のacronymタイプを定義する必要があります. \documentclass{jsarticle} \usepackage[acronymlists={main,acronym2}]{glossaries} \newglossary[alg2]{acronym2}{acr2}{acn2}{文献略号} \makeglossaries \loadglsentries[acronym]{acr} \loadglsentries[acronym]{acronym2} \begin{document} \printglossary[type=main,nonumberlist,title={作家・作品略号},toctitle={作家・作品略号}] \section{解説} \acrshort{LSJ}でのアイスキュロスの略号は\acrshort{A}である. \printglossary[type=acronym2,nonumberlist] \end{document} acr.texにはたとえば次のように記述します. \newacronym[type=acronym1]{A}{A.}{Aeschylus} acronym2.texにはたとえば次のように記述します. \newacronym[type=acronym2]{LSJ}{LSJ}{Liddel, Scott, and Jones, \textit{Lexicon}} /usr/local/texlive/2013/texmf-dist/doc/latex/glossaries/samples/sampleacronyms.texが参考になります.