#author("2019-12-18T00:10:09+00:00","","") [[Computer/Mac/OSX]] *macOS 10.15 Catalina [#m45f7bb7] 2019年10月7日(日本時間8日)にリリースされた. **不具合 [#tf7b72f8] 深刻なものにはまだあまり遭遇していない.ただしMail.appでメッセージが消失する場合があるようだ(今のところ使用していない). +Music.appでカバー付(.pngを埋め込んだ)m4aファイルをiOSデバイスにコピーするとカバーがiOSデバイスで表示されない. Mojave(まで)にあった一部環境での(?)いくつかの以下のような不具合は解消している. +SafariでWebページを表示させたとき,ボタンとその周辺が黒くなってしまう(ボタンを押すことは可能). +プレビュー.appでPDFファイルなどを開くとファイルによっては真っ黒になる(High Sierraでも起こる). **インストール [#d0be47b9] +おおむね[[macOS 10.14 Mojave>../Mojave]], [[macOS 10.13 High Sierra>../HighSierra]], [[macOS 10.12 Sierra>../Sierra]]と同様にインストールできる.Mojaveと同様に安定している印象. +Happy Hacking Keyboard Lite 2のドライバは64bit用にコンパイルされた[[v. 4.0.0:https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/macdownload_lite2.html]]をインストールすればよい. +プリンタドライバ.Brother HL-5270DNはブラザーのWebページによるとCatalinaには対応しないとされている.しかしAppleが提供する[[Brother プリンタドライバ 3.0:https://support.apple.com/kb/DL1843?locale=ja_JP]]はMojaveにもインストールすることができるので試す価値はある.今のところ問題は起きていないが,もし試すのなら自己責任で. **設定 [#bb507d5b] +ターミナルの設定.zshに変わったがbashなどにも変更できる. +ログインシェルの変更. $ chsh -s /bin/bash +texliveのPATH. +/etc/paths.d/ +/etc/daily.local +atサービスの有効化 $ sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.atrun.plist +crontabの読み込み. $ crontab <crontab_bak.txt **ソフトウェアのインストール [#w590f1ec] +CommandLineTools +openssl-1.0.2 +gmp +pcre2(clamavで必要) +clamav +wget +rtmpdump +nkf +stunnel +ghostscript +smartmontools +pdftk +ffmpeg ***openssl [#n55f0134] 1.0.2系統はしばらくするとサポートが終了するので,1.1.0 / 1.1.1系統に移行する必要がある.Catalinaであればふつうにインストールできるようだ. $ ./Configure darwin64-x86_64-cc --openssldir=/usr/local/ssl/macos-x86_64 $ make depend $ sudo make install ***clamav [#p1cfb6fc] +/usr/local/etc/freshclam.confを作成し,Exampleと書かれている行をコメントアウトする. +ディレクトリを作成する. $ sudo mkdir /usr/local/share/clamav +所有者を変更する. $ sudo chown 82:82 /usr/local/share/clamav **perlモジュール [#g93f7f0b] El Capitan以降,rootlessのためそのままではperlモジュールをインストールできない. $ sudo perl -MCPAN -e shell (セットアップ) でまず初期設定を完了させた後, > o conf makepl_arg "INSTALLBIN=/usr/local/bin INSTALLSCRIPT=/usr/local/bin" > o conf commit > quit で/usr/local/binに書き込むよう設定する. 必要に応じてCPANの更新を行う. $ sudo perl -MCPAN -e shell > install CPAN > reload CPAN 必要なモジュールをインストールする. > install String::MkPasswd > install Spreadsheet::ParseXLSX > quit **softwareupdate [#l31a8802] $ softwareupdate -ia --include-config-data とすると +MRTConfigData +XProtectPlistConfigData もインストールすることができる. **フォント [#u244932d] ***リスト [#z3b3fabf] -https://support.apple.com/ja-jp/HT210192 ***Assetsディレクトリ [#aa2a3c05] /System/Library/AssetsV2/com_apple_MobileAsset_Font6以下に以下のような.ttcファイルが保存されている.Font Book.appで見本を確認することができる. +bed67bd011d9d4e97749b4ebd79cf3e2dcecba16.asset/AssetData/NanumMyeongjo.ttc +9bd45c7ab49a40b44f12cf3e9cc24c95deeb6950.asset/AssetData/Hiragino_Sans_CNS.ttc +8c0330b20283b003feedd04d383c57cd1aab8c7f.asset/AssetData/TsukushiBMaruGothic.ttc +ed05ed1bf0ae795a87c920f72d0605596b26a1bf.asset/AssetData/Kyokasho.ttc +47917ec55988d923f94faa91281c55a72d0f1986.asset/AssetData/Klee.ttc +bc33cd59d294e68931be881ff65bdd35dd2456f1.asset/AssetData/ToppanBunkyuGothicPr6N.ttc +5f28784bcd892277e8900ddc476d9f3e03e8f894.asset/AssetData/YuMincho.ttc +3b465acf481dbe6ca0df4e14d0ffde6603755b46.asset/AssetData/Hannotate.ttc +6f297c343cb8314790837490c0a834f65d2e3bb0.asset/AssetData/TsukushiAMaruGothic.ttc **TeXLive [#p6a120d4] +フォントのリンクを作成する. +updmap --userを実行する. +日本語フォントのセットアップ. **バージョン [#xb08d95c] |~Product|~Build|~Darwin|~日付| |10.15.2|19C57|19.2.0|2019/12/11| |10.15.1|19B88|19.0.0|2019/10/29| |10.15|19A583|19.0.0|2019/09/26| **システム要件を満たしていないコンピュータにインストールする [#ca56a01a] ***インストール [#t29fa2d5] 以下のプログラム(macOS Catalina Patcher)を用いるとmacOS Catalinaのシステム要件を満たしていないコンピュータであってもインストールできることがある. -http://dosdude1.com/catalina/