TypeSetting/MakingOfProceedings/ClassFile
\if@european などのフラグを作って変更する.
項目 | 変更後 | 参照 |
行送り | 狭く | \narrowbaselines / \widebaselines (jsclasses) |
インデント | 1zw -> 1.5em | \if@english (jsclasses) |
list 環境等 | アキなど | article.cls / frenchb.ldf |
図表の見出し | \nobreakspace を加える | クラスファイルを修正する |
インデントはなかなか難しい問題である.まず,「インデント幅が(日本語を除き)各言語で異なる」のは一般的に体裁が悪いと考えられる.したがって,(日本語を除く)どの言語でも,たとえばインデント幅が 1.5em になるように設定すると良さそうである.一方見出し後(節見出しなど)のインデントを行うかどうかは言語によって異なる.
項目 | 参照 |
見出し後のインデント | \if@english (jsclasses); frenchb.ldf |
フランス式空白 | \frenchspacing |
キャプション | \if@english (jsclasses) |
\dots の定義 |
脚注の扱いは言語によって異なる.
日本語 | 英語 | ドイツ語 | フランス語 | イタリア語 | LaTeXでの実装方法の例 | |
合印 | 数字+記号 | 数字のみ | 数字のみ | 数字のみ | 数字のみ | \thefootnote \@makefnmark |
句読点の前/後 | 前 | 後 | 前/後 | 前 | 前/後 | 文書ファイルでの記述位置を変更 |
合印前の(五分)アキ | なし | なし | なし/あり | あり/なし | なし/あり | |
脚注中の合印 | 上付/通常 | 上付 | 上付 | 通常(+フル・ストップ) | 上付 | \@makefntext |
出版社によって変動があることに注意する.以下の回り込みの件を含めて,\selectlanguage したあとに \FrenchFootnote などのコマンドを記述すれば,その言語用の設定になるようにすればよい.
たとえば jclasses では脚注中の文章は回り込むようになっている.一方 jsclasses では回り込まないようになっている.合印の左右方向の揃えはこれに従属させる必要がある.具体的には次のようになる.
回り込み | 合印 |
あり | 左揃え |
なし | 右揃え |
欧文では回り込みがありのことが多いようだが,なしの場合もある.jclasses では回り込みありである.一方 jsclasses では回り込みなしである.jsclasses にもとづく場合に,欧文の回り込みをどうするかは問題である.また,これに限らないが,インデント幅をどうするかも問題である.たとえば jsclasses で 1zw となっているところを欧文のところで 1em にすべきか(一般に 1zw = 1em とはならない).