(La)TeXでアルメニア文字を扱う方法です.
upTeXとunicodeパッケージを使います.
\documentclass[uplatex]{jsarticle} \usepackage[OT6,T1]{fontenc} \kcatcode`Ա=15% Armenian (U+0530-- ) \usepackage{ucs} \usepackage[utf8x]{inputenc} \input{armtextcommand.def} \input{uni-5arm.def} \begin{document} \fontencoding{OT6}\selectfont բերեմ \end{document}
次のファイルをダウンロードして同じディレクトリにコピーしてください.
armtextcommand.defでアルメニア文字を表示するためのマクロを1文字ずつ定義し,uni-5arm.defでUnicodeのそれぞれのコードにそのマクロを割り当てています.
古典アルメニア語の文法書(Jensen, Meillet, Ritterなど)やテキストで用いられている書体を模倣したものを用いたい場合はTITUS Cyberbitフォントのアルメニア文字部分を利用するとよいでしょう.次のURLからダウンロードできます.
ただしTrueTypeフォントですので,FontForgeなどのソフトウェアを用いてType1フォント(.pfb)とTFMファイル(.tfm)を作成し,さらに文字間のカーニングを調整する必要があります.