[2024年度春]古代ギリシア人の言葉と感性--西洋文化の源泉--

目次

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授業概要

開講
2024年度春学期
科目設置学部
文学部(College of Arts)
科目コード
AL235
テーマ
言葉と感性/Language and Sensibility
授業形態
対面(全回対面)
校地
池袋(Ikebukuro)
曜日時限
火4(15:20–17:00)
単位
2単位
履修人数
101人
学期末試験受験人数
65人

日程

  1. 2024/04/16
  2. 2024/04/23
  3. 2024/04/30
  4. 2024/05/07
  5. 2024/05/14
  6. 2024/05/21
  7. 2024/05/28
  8. 2024/06/04
  9. 2024/06/11
  10. 2024/06/18
  11. 2024/06/25
  12. 2024/07/02
  13. 2024/07/09
  14. 2024/07/16

正誤表

資料名箇所
13.アテーナイ民主政(2):民衆裁判p. 6,下から5行目ぶって.ぶって,
13.アテーナイ民主政(2):民衆裁判p. 14, l. 9いかかるいかなる
13.アテーナイ民主政(2):民衆裁判p. 15, l. 8裁判人とも裁判人ども
9.儀礼(2):葬礼p. 4, 下から1行目仲間で中まで
9.儀礼(2):葬礼p. 5, l. 17図像図像(図5)
6.古代ギリシア人の生活(2):饗宴p. 7, l. 15いが.いる.
4.ギリシア神話(3):アキッレウスp. 4, l. 9『オデュッセウス』『オデュッセイア』
2.ギリシア神話(1):ヘーラクレースp. 11, l. 12天井天上

第14回(2024/07/16)

授業内容

  1. 学期末試験(80分).

第13回(2024/07/09)

授業内容

  1. 「小テスト(13)」.
  2. 学生による授業評価アンケート(約10分).
  3. 「アテーナイ民主政(2):民衆裁判」.

配布物

  1. 「小テスト(13)解答」.
  2. 「アテーナイ民主政(2):民衆裁判」.

第12回(2024/07/02)

授業内容

  1. 「小テスト(12)」.
  2. 「アテーナイ民主政(1):直接民主主義」(p. 14中ほどからp. 15中ほどまでは省略).

配布物

  1. 「小テスト(12)解答」.
  2. 「アテーナイ民主政(1):直接民主主義」.

第11回(2024/06/25)

授業内容

  1. 「小テスト(11)」.
  2. 「宗教(2):祭礼と競技祭」.

配布物

  1. 「小テスト(11)解答」.
  2. 「宗教(2):祭礼と競技祭」.

第10回(2024/06/18)

授業内容

  1. 「小テスト(10)」.
  2. 「宗教(1):犠牲式と祈願」(第4.6節「声量」以降は省略).

配布物

  1. 「小テスト(10)解答」.
  2. 「宗教(1):犠牲式と祈願」.
  3. 「学期末試験について」.

第9回(2024/06/11)

授業内容

  1. 「小テスト(9)」.
  2. 「儀礼(2):葬礼」(第4節「冥界」は省略).

配布物

  1. 「小テスト(9)解答」.
  2. 「儀礼(2):葬礼」.

第8回(2024/06/04)

授業内容

  1. 「小テスト(8)」(今回から受験時に筆記用具と学生証以外をしまうことを徹底していただきます).
  2. 「儀礼(1):結婚式」(第3.6節「後夜日」は省略).

配布物

  1. 「小テスト(8)解答」.
  2. 「儀礼(1):結婚式」.

第7回(2024/05/28)

授業内容

  1. 「小テスト(7)」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(3):同性愛」(第6.1節「地域別」の「■サモス島」と「■スパルター」,第7節「同性愛論」は省略).

配布物

  1. 「小テスト(7)解答」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(3):同性愛」.

第6回(2024/05/21)

授業内容

  1. 「小テスト(6)」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(2):饗宴」.

配布物

  1. 「小テスト(6)解答」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(2):饗宴」.

第5回(2024/05/14)

授業内容

  1. 「小テスト(5)」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(1):アテーナイ市仮想旅行」(第3節[p. 17]まで).

配布物

  1. 「小テスト(5)解答」.
  2. 「古代ギリシア人の生活(1):アテーナイ市仮想旅行」.

第4回(2024/05/07)

授業内容

  1. 「小テスト(4)」.
  2. 「ギリシア神話(3):アキッレウス」(p. 13まで).

配布物

  1. 「小テスト(4)解答」.
  2. 「ギリシア神話(3):アキッレウス」.

第3回(2024/04/30)

  1. 小テスト(3).
  2. 「ギリシア神話(2):オイディプース王」(p. 13中ほどまで).

配布物

  1. 「小テスト(3)」解答.
  2. 「ギリシア神話(2):オイディプース王」.

第2回(2024/04/23)

  1. 小テスト(2).
  2. 「ギリシア神話(1):ヘーラクレース」第1–5節(pp. 1–9):pp. 10–12の原典の翻訳は各自読んでおいてください.

配布物

  1. 「小テスト(2)」解答.
  2. 「ギリシア神話(1):ヘーラクレース」.
  3. 村川堅太郎・富永惣一(編)『ギリシア』「図説 世界文化史大系」第5巻(角川書店,1960),地図その1, 2(白黒コピー).

第1回(2024/04/16)

  1. 「序論」第1–2.6節(pp. 1–7).

配布物

Canvas LMSにも掲示されています.

  1. 「序論」.
  2. 村川堅太郎・富永惣一(編)『ギリシア』「図説 世界文化史大系」第5巻(角川書店,1960),地図その1, 2(カラーのPDFをCanvas LMSでのみ).

カラーの資料を配布することができないことがわかりましたので,上の地図その1,地図その2は次のようにします.

  1. 紙媒体で配布するのは地図その1,地図その2の白黒コピー(第2回に配布).
  2. 地図その1,地図その2のカラー版が必要な場合は各自が学内その他のプリンターで印刷する.参考:学内での印刷について

シラバス内容

テーマ

古代ギリシア人の言葉と感性--西洋文化の源泉--

Language and Sensibility of the Ancient Greeks: An Origin of Western Civilization

授業の目標

古代ギリシア人がどのような言葉と感性をもっていたかを理解し,それを自分の言葉で説明できるようにするのが目標である.また,古代ギリシア文明は西洋文明の源の一つであるから,古代ギリシア人の言葉と感性について学ぶことで,現代の西洋文明の起源の一つがどのようなものであったかも学ぶことができる.

古代ギリシア人がもっていた言葉と感性は,我々現代人のそれとは当然大きく異なる.その大きな理由の一つは時代的な差異であり,もう一つは地理的な差異である.この講義の内容を学ぶことで,それらの差異に注意しながら各自が説明することができるようになる.さらにこれを用いれば,時代や地理的な差異に注意しながら,いろいろな文化の相違をできるだけ正確に述べることができるようになるだろう.

なお,受講に際しては古代ギリシア語の知識は必要ない.ほかの外国語の知識も必要ない(英語を除く).

This course is an introduction to the language and sensibility of the ancient Greeks. Ancient Greek civilization is one of the sources of Western civilization. By learning about the language and sensibility of the ancient Greeks, students will also be able to learn about one of the origins of modern Western civilization.

The language and sensibility of the ancient Greeks were very different from those of us. One of the main reasons for this is the difference in time and another is geographical differences. You will be able to explain them, paying attention to these differences. Furthermore, you will be able to describe the differences between the various cultures as precisely as possible, paying attention to period and geographical differences.

No knowledge of ancient Greek is necessary to take this course. Knowledge of other foreign languages is also not required (except English).

授業の内容

I. 授業で扱う内容

授業では,古代ギリシア文学の一節を翻訳で紹介し,そこに古代ギリシア人のどのような感性が反映されているのか,またどのような言葉を用いてそれが述べられているのかを説明する.扱う作品は神話,歴史,哲学,演劇などが中心である.ただしこれらの文学作品だけを読んでも理解が難しいことがある.そのような場合は,その背景にある文化史を学ぶと理解が早いことがあるので,文化史も適宜含めながら講義する.

授業中にある作品の全体を読むということはしないが,古代ギリシア語の有名な作品,たとえばホメーロス『イーリアス』『オデュッセイアー』,ソポクレース『オイディプース王』,プラトーンの哲学作品などの一部を毎回紹介するので,興味をもった作品を各自で読んでみてほしい.

II. 授業の進め方

授業開始時に小テスト(第1回の授業を除く)を行い,その後は講義形式で授業を行う.

I. Contents covered in class

The course introduces the students to passages from ancient Greek literature in translation, explaining what sensibility the ancient Greeks reflected in their writings and what language they used to describe them. The works covered are mainly mythology, history, philosophy and drama. However, it is sometimes difficult to understand these literary works by reading them alone. In such cases, the learning of the cultural history may help understanding, so we will also give a lecture on cultural history.

We will introduce some of the most famous ancient Greek works, such as Homer’s Iliad and Odyssey, Sopocles’ Oedipus Rex and Plato’s philosophical works. We will encourage students to read works of interest.

II. How to proceed with the class

A quiz will be given at the beginning of class (except for the first class), after which the class will be conducted in the form of a lecture.

授業計画

  1. 序論:イントロダクション(授業内容や進め方の説明)・古代ギリシア略史
  2. ギリシア神話(1):トロイアー戦争とアキッレウス
  3. ギリシア神話(2):オイディプース王
  4. ギリシア神話(3):ヘーラクレース
  5. 古代ギリシア人の生活(1):アテーナイ市
  6. 古代ギリシア人の生活(2):饗宴
  7. 古代ギリシア人の生活(3):同性愛
  8. アテーナイ民主政(1):直接民主主義
  9. アテーナイ民主政(2):民衆裁判
  10. 儀礼(1):結婚式
  11. 儀礼(2):葬礼
  12. 宗教(1):犠牲式・祈願
  13. 宗教(2):祭礼・演劇・競技祭
  14. 予備

活用される授業方法

授業時間外(予習・復習等)の学習

予習は必要ないが,授業で配布するプリントのPDF版を前週の金曜日頃にCanvas LMSに用意しておくように心がけるので,それを用いて授業の内容を概観しておくこともできる.

復習について,小テストの内容は,前回の授業のキーワードを答えるものであるから,これに要する時間はわずかであるが,それに加えて毎回,授業の内容を1段落程度でまとめ,それを覚えるか,あるいは授業の内容を覚えた上で,それを1段落程度でまとめることができるようにするとよい.これを毎回行うことで,それがそのまま学期末試験の対策にもなる.

成績評価方法・基準

筆記試験
70%
平常点
授業はじめに毎回行う小テスト(30%)

授業はじめに毎回行う小テストでは,前回の授業のキーワードが理解できているか試す.穴埋め問題を5題程度出題する.なお,小テストではキーワードの理解を試すだけだが,学修した内容を自分の言葉で述べることができるようにすることも,ふだんから忘れずに行うようにすること.

テキスト

教科書は使用しない.プリントは紙媒体とCanvas LMSにPDF形式で用意する.

参考書

授業中に指示をする.

履修にあたって求められる能力

予備知識は特に必要としない.世界史Bの古代ギリシアに関する分野の知識が定着していると理解が早いが,特にそれは前提とはしない.ギリシア語をはじめとする外国語の知識も必要ない(英語を除く).幅広い分野の学生の受講を歓迎する.

学生が準備すべき機器等

情報機器を持参する必要はない.配布資料は紙媒体とCanvas LMSにPDF形式で用意する.

リンク


rmatuura<AT>rikkyo.ac.jp

© 2024 MATSUURA Takashi

Last modified: 2024/07/30