[目次]
回 | 資料名 | 箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|---|---|
13. | アテーナイ民主政(2):民衆裁判 | p. 6,下から5行目 | ぶって. | ぶって, |
13. | アテーナイ民主政(2):民衆裁判 | p. 14, l. 9 | いかかる | いかなる |
13. | アテーナイ民主政(2):民衆裁判 | p. 15, l. 8 | 裁判人とも | 裁判人ども |
9. | 儀礼(2):葬礼 | p. 4, 下から1行目 | 仲間で | 中まで |
9. | 儀礼(2):葬礼 | p. 5, l. 17 | 図像 | 図像(図5) |
6. | 古代ギリシア人の生活(2):饗宴 | p. 7, l. 15 | いが. | いる. |
4. | ギリシア神話(3):アキッレウス | p. 4, l. 9 | 『オデュッセウス』 | 『オデュッセイア』 |
2. | ギリシア神話(1):ヘーラクレース | p. 11, l. 12 | 天井 | 天上 |
Canvas LMSにも掲示されています.
カラーの資料を配布することができないことがわかりましたので,上の地図その1,地図その2は次のようにします.
古代ギリシア人の言葉と感性--西洋文化の源泉--
Language and Sensibility of the Ancient Greeks: An Origin of Western Civilization
古代ギリシア人がどのような言葉と感性をもっていたかを理解し,それを自分の言葉で説明できるようにするのが目標である.また,古代ギリシア文明は西洋文明の源の一つであるから,古代ギリシア人の言葉と感性について学ぶことで,現代の西洋文明の起源の一つがどのようなものであったかも学ぶことができる.
古代ギリシア人がもっていた言葉と感性は,我々現代人のそれとは当然大きく異なる.その大きな理由の一つは時代的な差異であり,もう一つは地理的な差異である.この講義の内容を学ぶことで,それらの差異に注意しながら各自が説明することができるようになる.さらにこれを用いれば,時代や地理的な差異に注意しながら,いろいろな文化の相違をできるだけ正確に述べることができるようになるだろう.
なお,受講に際しては古代ギリシア語の知識は必要ない.ほかの外国語の知識も必要ない(英語を除く).
This course is an introduction to the language and sensibility of the ancient Greeks. Ancient Greek civilization is one of the sources of Western civilization. By learning about the language and sensibility of the ancient Greeks, students will also be able to learn about one of the origins of modern Western civilization.
The language and sensibility of the ancient Greeks were very different from those of us. One of the main reasons for this is the difference in time and another is geographical differences. You will be able to explain them, paying attention to these differences. Furthermore, you will be able to describe the differences between the various cultures as precisely as possible, paying attention to period and geographical differences.
No knowledge of ancient Greek is necessary to take this course. Knowledge of other foreign languages is also not required (except English).
授業では,古代ギリシア文学の一節を翻訳で紹介し,そこに古代ギリシア人のどのような感性が反映されているのか,またどのような言葉を用いてそれが述べられているのかを説明する.扱う作品は神話,歴史,哲学,演劇などが中心である.ただしこれらの文学作品だけを読んでも理解が難しいことがある.そのような場合は,その背景にある文化史を学ぶと理解が早いことがあるので,文化史も適宜含めながら講義する.
授業中にある作品の全体を読むということはしないが,古代ギリシア語の有名な作品,たとえばホメーロス『イーリアス』『オデュッセイアー』,ソポクレース『オイディプース王』,プラトーンの哲学作品などの一部を毎回紹介するので,興味をもった作品を各自で読んでみてほしい.
授業開始時に小テスト(第1回の授業を除く)を行い,その後は講義形式で授業を行う.
The course introduces the students to passages from ancient Greek literature in translation, explaining what sensibility the ancient Greeks reflected in their writings and what language they used to describe them. The works covered are mainly mythology, history, philosophy and drama. However, it is sometimes difficult to understand these literary works by reading them alone. In such cases, the learning of the cultural history may help understanding, so we will also give a lecture on cultural history.
We will introduce some of the most famous ancient Greek works, such as Homer’s Iliad and Odyssey, Sopocles’ Oedipus Rex and Plato’s philosophical works. We will encourage students to read works of interest.
A quiz will be given at the beginning of class (except for the first class), after which the class will be conducted in the form of a lecture.
予習は必要ないが,授業で配布するプリントのPDF版を前週の金曜日頃にCanvas LMSに用意しておくように心がけるので,それを用いて授業の内容を概観しておくこともできる.
復習について,小テストの内容は,前回の授業のキーワードを答えるものであるから,これに要する時間はわずかであるが,それに加えて毎回,授業の内容を1段落程度でまとめ,それを覚えるか,あるいは授業の内容を覚えた上で,それを1段落程度でまとめることができるようにするとよい.これを毎回行うことで,それがそのまま学期末試験の対策にもなる.
授業はじめに毎回行う小テストでは,前回の授業のキーワードが理解できているか試す.穴埋め問題を5題程度出題する.なお,小テストではキーワードの理解を試すだけだが,学修した内容を自分の言葉で述べることができるようにすることも,ふだんから忘れずに行うようにすること.
教科書は使用しない.プリントは紙媒体とCanvas LMSにPDF形式で用意する.
授業中に指示をする.
予備知識は特に必要としない.世界史Bの古代ギリシアに関する分野の知識が定着していると理解が早いが,特にそれは前提とはしない.ギリシア語をはじめとする外国語の知識も必要ない(英語を除く).幅広い分野の学生の受講を歓迎する.
情報機器を持参する必要はない.配布資料は紙媒体とCanvas LMSにPDF形式で用意する.
© 2024 MATSUURA Takashi
Last modified: 2024/07/30