[[TeX/Manual/Babel]] *言語の指定 [#s9ae6bba] **パッケージの読み込みとオプション [#b89f895b] まず、\usepackage コマンドで Babel パッケージを読み込みます。その際、オプション([ ] 内)に使用する言語を指定します。最後に書かれた言語が基底言語(デフォルトの言語)となります。 \usepackage[greek,latin,german,english]{babel} 上のように書くと、ギリシア語、ラテン語、ドイツ語、イギリス英語が扱え、イギリス英語が基底言語になります。 **言語の属性 [#r36343b0] 一口にギリシア語といっても「現代」ギリシア語と「古典」ギリシア語があります。主な違いはアクセントの方式でしょう。現代ギリシア語は `monotoniko'(単式アクセント)ですが、古典ギリシア語は `polutoniko'(複式アクセント((気息記号などを含めてこういいます。)))です。Babel ではこれらを区別します。属性(attribute)を指定するには、 \languageattribute{<language>}{<attribute>} のように指定します。例えば古典ギリシア語ならば \usepackage[greek,latin,german,english]{babel} \languageattribute{greek}{polutoniko} のように指定します。現代ギリシア語ならば属性(attribute)を指定する必要はありません。 **言語、属性の指定の例 [#s4d7cd38] 詳しくはそれぞれの言語のページを参照してください。 |~言語|~属性|~言語の指定|~属性の指定| |~イギリス英語|~ |english|| |~ドイツ語|~ |german|| |~オーストリアドイツ語|~ |austrian|| |~フランス語|~ |french|| |~イタリア語|~ |italian|| |~ラテン語|~古典|latin|| |~|~中世|latin|medieval| |~|~長短記号つき|latin|withprosodicmarks| |~ギリシア語|~現代|greek|| |~|~古典|greek|polutoniko|