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[[eLearning/Greek/Aristophanes]]
*アリストパネース『騎士』(Aristophanes, '''Equites''') [#j9a05c88]
>Last updated: 2014/04/14 by MATSUURA Takashi
**作品の情報 [#headb552]
-Aristophanis Equites
-Aristophanes, '''Knights'''
-Ar. '''Eq.'''
-全1408行
-紀元前424年レーナイア祭において上演
-第1位
**登場人物 [#d41c9c52]
|~人物|~ギリシア語名|~略号(ギ)|~ラテン語名|~略号(ラ)|~説明|
|使用人デーモステネース|οἰκέτης Δημοσθένης|Δη.|Demosthenes|Dem.|デーモス家に仕える|
|使用人ニーキアース|οἰκέτης Νικίας|Νι.|Nicias|Nic.|デーモス家に仕える|
|肉屋|ἀλλαντοπώλης|Αλ.|Botulus|Bot.|名はアゴラクリトス|
|パプラゴニア人|Παφλαγόνων|Πα.|Paphlagus|Paph.|最近デーモスによって買われた奴隷で元は革屋|
|合唱隊|Χόρος|Χο.|Chorus equitum|Chor.|騎士たちから成る|
|デーモス|Δῆμος|Δημ.|Poplus|Pop.|主人|
デーモスはアテーナイ市民団を表す.デーモステネースとニーキアースはアテーナイの将軍,パプラゴニア人奴隷はクレオーンを表す.
デーモスはアテーナイ市民団(アテーナイ市民全体)の擬人化.デーモステネースとニーキアースはアテーナイの将軍,パプラゴニア人奴隷はクレオーンを表す.
**舞台 [#e62ae914]
アテーナイ.デーモス家の前.
**背景 [#s65252f4]
紀元前425年,メッセーニアの都市ピュロス近くのスパクテーリア島にいたスパルタ軍を,将軍デーモステネースは包囲していた.
**あらすじ [#jfd53ed7]
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***Breviata [#t65e94ee]
:in(n).|init / ineunt
:ex(x).|exit / exeunt
:aeol|aeolic
:an|anapaest
:cho|choriambic
:da|dactylic
:do|dochmiac
:hex|hexameter
:ia|iambic
:ia.-tr.|iambo-trochaic
:io|ionic
:p|paeonic (- u u u, u u u -)
:tr|trochaic
:3ia|iambic trimeter
:4tr^|trochaic tetrameter catalectic
|90|90|50|450|80|c
|~行|~場|~韻律|~あらすじ|~入退場|
|''1–241''|πρόλογος|3ia hex|デーモス家の使用人デーモステネースとニーキアースはパプラゴニア人にひどい目に遭わされたと泣き言を言う.デーモステネースが状況について説明する.自分たちの主人はプニュクスの丘に住むデーモスという者で,手に負えないわからずやでかんしゃく持ち,耳も少し遠い.主人が少し前に手に入れた,昔革屋だったパプラゴニア人奴隷は悪知恵が働き,うまいことを言って主人に取り入っている.2人はこの先どうしたらいいか,酒でも飲みながら考えようと言う.ニーキアースは家の中に酒を取りに行ったついでに,パプラゴニア人に気づかれずに神託を盗み出す.神託の中には誰が為政者となり,次に誰が取って代わるかが書かれている.その中に「革屋が肉屋に取って代わられる」という文句があったので,パプラゴニア人奴隷を懲らしめることができるのは肉屋であると確信する.2人は肉屋を呼び,事情を説明する.デーモステネースが神託を読み上げる(197–201 [hex]).神託の内容は気に入ったが,肉屋はどうやって自分が為政者になれるのかと問う.パプラゴニア人奴隷が家から出てきて,デーモスに謀反をたくらんだやつはただではおかないと言う.|Dem. in. (1) & Nic. in. (6) & Nic. ex. (112) & Nic. in. (115) & Bot. in. (150) & Paph. in. (235)|
|''242–302''|πάροδος||||
|RIGHT:242–283|↓|4tr^|デーモステネースはアテーナイ人の騎士たち(合唱隊)を応援に呼ぶ.騎士たちはパプラゴニア人をたたきのめそうとする.パプラゴニア人奴隷は裁判員たちを応援に呼ぶ.|Chor. in. (247)|
|RIGHT:284–302|↓|tr.|パプラゴニア人奴隷と肉屋の間の応酬.||
|''303–460''|ἀγὼν αʹ||||
|RIGHT:303–313|↓(ᾠδή)|tr.-p.|||
|RIGHT:314–321|↓|4tr^|||
|RIGHT:322–332|↓|tr.-p. da. aeol.|||
|RIGHT:333–334|↓(κατα-κελευσμός)|4ia^|||
|RIGHT:335–366|↓(ἐπίρρημα)|4ia^|||
|RIGHT:333–366|↓|4ia^|||
|RIGHT:367–381|↓|ia.|||
|RIGHT:382–390|↓(ἀντῳδή)| ~303–313 (tr.-p.)|||
|RIGHT:391–396|↓| ~314–321 (4tr^)|||
|RIGHT:397–406|↓| ~322–332 (tr.-p. da. aeol.)|||
|RIGHT:407–408|↓(ἀντικατα-κελευσμός)| ~333–334 (4ia^)|||
|RIGHT:409–440|↓(ἀντεπίρρημα)| ~335–366 (4ia^)|||
|RIGHT:441–456|↓| ~367–381 (ia.)|||
|RIGHT:457–460|↓(σφραγίς)| ~333–334 (4ia^)|||
|''461–497''|中間場面1|3ia|||
|''498–610''|παράβασις αʹ||||
|RIGHT:498–506|↓(κομμάτιον)|an.|||
|RIGHT:507–546|↓(παράβασις)|4an^|||
|RIGHT:547–550|↓(πνῖγος)|an.|||
|RIGHT:551–564|↓(ᾠδή)|aeol.|||
|RIGHT:565–580|↓(ἐπίρρημα)|4tr^|||
|RIGHT:581–594|↓(ἀντῳδή)| ~551–564 (aeol.)|||
|RIGHT:595–610|↓(ἀντεπίρρημα)| ~565–580 (4tr^)|||
|''611–755''|||||
|RIGHT:611–615||3ia|||
|RIGHT:616–623||tr.-p.|||
|RIGHT:624–682||3ia|||
|RIGHT:683–690|| ~616–623 (tr.-p.)|||
|RIGHT:691–755||ia.|||
|''756–942''|ἀγὼν βʹ||||
|RIGHT:756–760|↓(ᾠδή)|ia.|||
|RIGHT:761–823|↓(ἐπίρρημα)|4an^|||
|RIGHT:824–835|↓|an.|||
|RIGHT:836–840|↓(ἀντῳδή)| ~756–760 (ia.)|||
|RIGHT:841–910|↓(ἀντεπίρρημα)|4ia^|||
|RIGHT:911–940|↓|ia.|||
|''941–972''|ἐπεισόδιον αʹ|3ia|||
|''973–996''|στάσιμον αʹ|aeol.|||
|''997–1110''|ἐπεισόδιον βʹ|3ia hex|||
|''1111–1150''|στάσιμον βʹ|aeol.|||
|''1151–1263''||3ia|||
|''1264–1315''|παράβασις βʹ||||
|RIGHT:1264–1273|↓(ᾠδή)||||
|RIGHT:1274–1289|↓(ἐπίρρημα)|4tr^|||
|RIGHT:1290–1299|↓(ἀντῳδή)| ~1264–1315 ()|||
|RIGHT:1300–1315|↓(ἀντεπίρρημα)| ~1274–1289 (4tr^)|||
|''1316–1408''|ἔξοδος||||
|RIGHT:1316–1334|↓|4an^|||
|RIGHT:1335–1408|↓|3ia|||
**役者の割り振り(推定) [#rdea08e6]
|~行|~第1俳優|~第2俳優|~第3俳優|
|RIGHT:1|Dem.|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:6|↓|BGCOLOR(grey):|Nic.|
|RIGHT:150|↓|Bot.|↓|
|RIGHT:156|↓|↓|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:235|↓|↓|Paph.|
|RIGHT:482|↓|↓|↓|
|RIGHT:498|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:611|BGCOLOR(grey):|Bot.|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:691|BGCOLOR(grey):|↓|Paph.|
|RIGHT:728|Pop.|↓|↓|
|RIGHT:973|↓|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:997|↓|BGCOLOR(grey):|Paph.|
|RIGHT:998|↓|Bot.|↓|
|RIGHT:1111|↓|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:1151|↓|Bot.|Paph.|
|RIGHT:1264|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:1316|↓|Bot.|BGCOLOR(grey):|
|RIGHT:1329|↓|↓|BGCOLOR(grey):|
#include(eLearning/Greek/Aristophanes/Equites/Biblio,notitle)