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#author("2016-07-04T09:16:31+09:00","","")
#author("2016-07-08T00:53:09+09:00","","")
[[TeX/Manual]]
*古典ギリシア語 [#g97314f0]
**ごく簡単な例 [#ke706e95]
LaTeXで古典ギリシア語を出力する簡単な例です.uplatexを使用して,Unicodeでギリシア文字を入力します.
\documentclass[uplatex]{jsarticle}
\kcatcode`α=15
\kcatcode`ἀ=15
\usepackage{ucs}
\usepackage[utf8x]{inputenc}
\usepackage[greek,english,japanese]{babel}
\languageattribute{greek}{polutoniko}
\title{古典ギリシア語}
\author{テスト}
\begin{document}
\maketitle
以下に例文を記載します.
\begin{quote}
\selectlanguage{greek}
Μῆνιν ἄειδε, θεά, Πηληϊάδεω Ἀχιλλῆος
\end{quote}
\end{document}
これを次のように処理します.
$ uplatex input.tex
$ dvipdfmx input.dvi
**少し難しい例 [#q50d64b4]
teubnerパッケージを用いると,さまざまな校訂用の記号や韻律記号などが使えるようになります.使い方は次のようにして確認します.
$ texdoc teubner
TeX Live 2016でjsarticleなどを使い,teubnerパッケージを読み込んでdvipdfmxで処理すると,PDFファイルのページサイズが正しく設定されない,という現象が出ます.そのような場合はjsarticleにdvipdfmxオプションをつけると正しく設定されます.
TeX Live 2016でjsarticleなどを使い,teubnerパッケージを読み込んでdvipdfmxで処理すると,PDFファイルのページサイズが正しく設定されない,という現象が出ます.そのような場合はgraphicxをnosetpagesizeオプションをつけて読み込むと正しく設定されます(teubnerパッケージが内部でgraphicxパッケージを読み込むためです).
\documentclass[a4paper,papersize,12pt,dvipdfmx,uplatex]{jsarticle}
\kcatcode`α=15
\kcatcode`ἀ=15
\usepackage{ucs}
\usepackage[utf8x]{inputenc}
\usepackage[greek,english,japanese]{babel}
\languageattribute{greek}{polutoniko}
\usepackage[nosetpagesize]{graphicx}
\usepackage{teubner}
\title{古典ギリシア語}
\author{テスト}
\begin{document}
\maketitle
以下に例文を記載します.
\begin{quote}
\selectlanguage{greek}
\mqi{Μῆνιν} ἄειδε, θεά, Πηληϊάδεω Ἀχιλλῆος
\end{quote}
\end{document}