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[[TeX/Manual]]
*metrixパッケージ [#w965dc07]
**インストール [#xb488b80]
***TeX Live 2013以降を使用している場合 [#vc03fae6]
2013年8月中旬にTeXLiveのパッケージに追加されましたので,TeX Live 2013を利用している場合はアップデートを行います.
$ sudo tlmgr update --self --all
***TeX Live 2012以前を使用している場合 [#zcdc2f46]
metrixパッケージは比較的新しい外部パッケージを要求しますので,metrixパッケージをインストールしただけでは使えない場合がほとんどだと思います.TeX Live 2013をインストールするのが簡単ですが,それが難しい場合,次のようにインストールします(外部パッケージのアップデートはすでに済んでいるとします).
CTANからパッケージファイルをダウンロードしてインストールします.たとえば次のファイルをダウンロードします.
-http://ftp.jaist.ac.jp/pub/CTAN/macros/latex/contrib/metrix.zip
ダウンロードした.zipファイルを展開して必要なファイルを生成し,適切なディレクトリにコピーします.Unix系のOSでは次のように作業します./usr/local/texlive/texmf-localの箇所はインストールされているTeXディストリビューションに応じて変更します.
$ unzip metrix.zip
$ cd metrix
$ latex metrix.ins
$ sudo mkdir /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/metrix
$ sudo cp metrix.sty /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/metrix
$ sudo mkdir /usr/local/texlive/texmf-local/doc/latex/metrix
$ sudo cp metrix.pdf /usr/local/texlive/texmf-local/doc/latex/metrix
$ sudo mktexlsr
**使い方 [#ca2e5a90]
次のコマンドを実行すると使い方が書かれたPDFファイルが開きます.
$ texdoc metrix
**プリアンブルの指定 [#bfef93e2]
日本語を用いずpdflatexで処理する場合や,dvipsでdviファイルをpsファイルに変換する場合は次の指定で十分です.
\documentclass{article}
\usepackage{metrix}
dviファイルをpdfファイルに変換する際にdvipdfm(x)を使っている場合は,たとえば次のようにする必要があります.
\documentclass{jsarticle}
\def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfmx.def}
\usepackage{metrix}
あるいは次のようにしてもよいでしょう.
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{tikz}
\usepackage{metrix}
**例 [#q01244dc]
***ギリシア語を扱う場合 [#y0807aef]
uplatexとucsパッケージを使う場合は次のようにします.
\documentclass[uplatex]{jsarticle}
\kcatcode`α=15% Greek and Coptic (U+0370-- )
\kcatcode`ἀ=15% Greek extended (U+1F00-- )
\usepackage{ucs}
\usepackage[utf8x]{inputenc}
\usepackage[greek,japanese]{babel}
\languageattribute{greek}{polutoniko}
\def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfmx.def}
\usepackage{metrix}
\begin{document}
\selectlanguage{greek}
\metrics{_ u u _ u u _ u u _ u u _ u u _ _}
{ἄν-δρα μοι ἔν-νε-πε, Μοῦ-σα, πο-λύτ-ρο-πον, ὃς μά-λα πολ-λὰ}
\end{document}