TypeSetting/MakingOfProceedings/Regulations
投稿規定(案)†
第1–3節は必ず読んでください.第4節以降は必要に応じて参照してください.
1, 提出物†
以下のものを必ず提出してください.赤字書きについては第2節を参照してください.
- 論文送付用紙
- ワープロ原稿
- 印刷原稿(赤字書きする)
- 画像ファイル(画像を挿入していれば)
- ワープロ原稿の形式は Microsoft Word 文書(.doc)を標準とします(.docx よりは .doc の方が望ましい).詳しくは第4節を参照してください.
- 3の代わりに次のいずれかを提出してもかまいません.
- 赤字書きした印刷原稿をスキャンしてPDFファイルにしたもの.
- 文字を埋め込んだPDFファイル.赤字書きは白黒反転などで代用しても構いません(どのように代用したかをお知らせください).
2, 赤字書き†
ワープロ原稿に変換を施したものを使って組版を行います.この変換の際に抜け落ちる情報があり,それは印刷原稿を見ながら一つずつ修正していきます.修正の際に見落としが起こる場合があります.そのような箇所には印刷原稿上で赤線を引いたり,赤で注意書きを加えてください.この作業を「赤字書き」とここでは呼びます.赤字書きが必要な箇所の例は以下の通りです.
- レイアウトに関すること
- 文字装飾
- 上付文字,下付文字
- 文字の大きさを局所的に変えたところ
- 特殊記号
- その他注意が必要と思われる箇所
- ルビ
- 下線を2種類以上用いる場合,一重下線以外の下線を引いた部分(点線,二重線など).
Wordなら「書式」—「背景」で白黒反転ができる.
3, 諸注意†
- 注は脚注にせず,後注にしても構いません.ただし組版の際はすべて脚注に変更します.
- 表題に脚注記号がつけられていた場合には,それを番号なしの脚注とし,一番最初にある(0番目の)脚注として扱います.
- 下線の使用は最小限にとどめてください.組版時の判断で太字体・ゴシック体・イタリック体・ゲシュペルト体・圏点(傍点)などに変更する場合があります.
- ローマ文字の部分は,アクセント類がついていても,基本的には問題ありません.ただしフォントによっては特殊文字の部分が抜け落ちる可能性がありますので,著者校正でよく確認してください.
- 図表の入る位置は原則として指定できません.必要に応じて図表に番号をつけ,本文中に「(図1参照)」などと書き入れてください.
- 次の場合はできるだけ事前にご相談ください.
- 一般的な記号類・和文文字・ローマ文字・ギリシア文字以外を使用する場合.
- 次の場合は以下の該当項目を見てください.
- ギリシア文字を使用する場合.
- 校訂を行う場合.
- 画像を使用する場合.
(以下の節は必要に応じて参照してください)
4, ファイル形式†
以下のファイル形式であれば,そのまま提出できます.多くのワープロソフトには2, 3の形式で保存する機能が搭載されていますので,Microsoft Word 文書形式で保存できない場合は,これらの形式で保存できるかどうか試してみてください.やむを得ない場合はテキスト文書(.txt)を提出してください.
- Microsoft Word 文書(.doc, .docx)
- リッチテキスト文書(.rtf)
- HTML文書(.html)
- LaTeX文書(.tex)
論文集は適当な変換を行った後,LaTeXで組版を行います.
5, ギリシア文字†
- Unicode 対応のフォントを使って入力してください(たとえば以下のようなものがあります).組版の際にはすべてフォントを置き換えますのでワープロ原稿や印刷原稿上での見栄えを気にする必要はありません.
- Windows
- Arial
- Palatino Linotype
- Times New Roman
- Mac OS X
- Helvetica
- Lucida Grande
- Times
- Unicode 対応のフォントを使用できない場合は,論文送付用紙にその理由を書いてください.
- 使用したギリシア語フォントの名前を報告してください.OSに標準で付属しない(自分で入手した)ギリシア語フォントを使用することは場合,その入手先がわかれば併せて報告してください.
- Unicode 対応のフォントであっても,以下のような(一般的でない)文字が使われていれば,赤字書きを行ってください.
- 合字(ligature)
- 異体字(variant)
- 曲アクセントのついたオミクロンなど,Unicode で規定されていない文字
6, 校訂†
特殊な記号を数多く使用したり,組方の詳細な指定が必要であるため,できるだけわかりやすい原稿作成を心がけてください.煩雑になるのを避けるため赤字書き(第2節参照)の必要はありませんが,必要に応じて組版の際の指示を赤で書き加えてください.ただし,指示通りの組方が必ずできるとは限りません.
7, 画像†
- ワープロ原稿に挿入された画像は,そのままでは組版に使用できないので,元の画像を必ず提出してください.
- 出現順に Matsuura_img01.jpg, Matsuura_img02.jpg . . . のようにファイル名の番号付けを行ってください.
- 提出する画像は,使う部分だけ切り取るのを原則としますが,難しければそのまま提出してください.組版作業者が印刷原稿と見比べて切り取りの作業を行います.
- 提出ファイルが,たとえば複数ページから成るPDFファイルであって,それを1ページずつに分割して提出することができない場合は,そのまま提出し,「10ページがPlate 5」という対応を報告してください.切り取りの作業については3に準じます.
- 画像は白黒を原則とします.
- 編集の都合上,画像の不要な部分を切り取ることがあります.