対応するカードは以下の通りです(README より転載).
HAMR5600 based AMR/CNR/MDC/ACR modem cards on the following Southbridge chips: - Intel ICH0,ICH2, ICH3, ICH4 - Via 686A, 686B, 8231, 8233 - SiS 630 - ALI 1535. SmartPCI56/561/562/563 based PCI modem cards. SmartUSB56 based USB modem.
Vine Linux 4.1 を想定しています.
コンパイルするには,kernel-source が必要です.Vine Linux の場合は apt-get や rpm を利用してインストールします.
apt-get を利用する場合は次のようにします.
# apt-get install kernel-source
rpm を利用する場合,kernel-source は kernel-doc, readline-devel に依存しますので,その2つのパッケージのインストールも必要です.
# rpm -ivh kernel-source-2.6.16-0vl60.i386.rpm kernel-doc-2.6.16.noarch.rpm readline-devel-5.1-0vl1.i386.rpm
$ tar xvzf slmodem-2.9.11-20070813.tar.gz $ cd slmodem-2.9.11-20070813 $ make # make install
まず,モジュールがインストールされているかどうか確認します.
# lsmod > grep sl slamr slusb
のように表示されていれば OK です.表示されなければ
# modprobe slamr # modprobe slusb
を実行します.USB モデムでなければ,slusb をインストールする必要はありません.
あとは slmodemd というプログラムを実行すれば使えるようになります./dev/ttySL0 がモデムになります.
# slmodemd -c JAPAN /dev/slamr0
なお,上記の環境では,ここで
error: mdm setup| cannot open dev `/dev/slamr0' error: cannot setup device `/dev/slamr0'
のエラーが出て使えませんでした.
再起動後にモデムが使えなくなる場合,次の作業をします.
まず,slamr モジュールがインストールされていることを確認します.インストールされていなければ上記の方法でインストールします.
# lsmod > grep sl slamr
/dev/slamr0 が作成されているかどうか確認します.
$ ls -l /dev/slamr0
作成されていなければ次のようにして作成します.
# mknod -m 660 /dev/slamr0 c 242 0 # chown root:uucp /dev/slamr0
このあと,
# slmodemd -c JAPAN /dev/slamr0
を実行します.
上で確認したことに基づき,/etc/rc.d/rc.local に記述を加えます.想定する環境では次の記述を加えれば OK でした.
mknod -m 66- /dev/slamr0 c 242 0 chown root:uucp /dev/slamr0 slmodemd -c JAPAN /dev/slamr0