#author("2017-01-01T17:11:25+09:00","default:user","user")
#author("2017-06-30T00:14:52+09:00","default:user","user")
#navi(../)

*北海道旅行6日目(2016/09/26) [#n8ea67a8]
*第3回北海道旅行6日目(2016/09/26) [#n8ea67a8]

**行程 [#gca838bf]

T = ターミナル.

,駅,路線,発着,番線,時刻,列車番号,行先,列車種別,車両,運賃
,名寄駅,名士バス興部線,発,3,0757,6便,興部,,旭川230あ520,1030
,上興部,名士バス興部線,着,,0852,,,,,
,上興部,名士バス興部線,発,,1122,8便,興部,,旭川200か393,750
,興部,名士バス興部線,着,,1200,,,,,
,興部,北紋バス雄武線,発,,1220,9便,紋別高校,,北見230あ101,720
,紋別バスT,北紋バス雄武線,着,2,1304,,,,,
,紋別バスT,北見バス湧別線・紋別線,発,1,1435,5便,遠軽駅,,北見230あ2037,1310
,遠軽駅,北見バス湧別線・紋別線,着,,1600,,,,,
,遠軽T,中央・道北・北見バス,発,,1629,2,札幌,高速えんがる号,札幌200か2806,1490
,上川ポンモシリ,中央・道北・北見バス,着,,1747,,,,,
,上川,石北本線,発,1,1853,4620D,旭川,1両,キハ54 529,1070
,旭川,宗谷本線,着,3,2005,,,,旭アサ,

-T = ターミナル.
-JR線部分は北海道&東日本パス(1日分1550円)を利用.

**記録 [#h188e776]

***名寄市北国博物館 [#g7849ca0]

キマロキ編成が保存されている.冬季はブルーシートに覆われているので,見学可能なのはおおむね5–9月の5ヶ月間である.早い時間に出発しなければならないので,6時にホテルを出た.名寄駅すぐ南の公園通跨線橋から少し遠回りするので意外に時間がかかる.キマロキ編成のところに到着するとちょうど旭川行き上り列車が通過するところだったので,それを入れて写真を撮る.

#ref(20160926_0625.jpg,center,キマロキ編成とD)

まだ薄暗い時間帯なので黒い車体を撮るのは難しい.

#ref(20160926_0629.jpg,center,キマロキ編成)

このキマロキ編成は名寄本線のレールの上に置かれている.名寄駅すぐ南の公園通跨線橋から名寄本線跡を見ることができる.奥側に2本レールが延びていて,左側は途中で止まっているが,これが名寄本線跡と思われる.右側は宗谷本線で,途中から右側に急カーブで深名線が分岐していたが,廃止されている.

#ref(20160926_0654.jpg,center,名寄駅南の名寄本線跡)

***名寄駅前〜上興部(かみおこっぺ) [#t79a7895]

名寄駅前3番バス停から乗車する.下川町の高校や役場,企業に通うと思われる乗客で座席はかなり埋まっている.名寄駅前からも10人以上が乗車した.三菱自動車製の1扉バスである.座席はかなり埋まってしまったので立つことにする.高校生は25人程度,通勤する若い人は5人程度,お年寄りが1人である.

昨日の下川バスターミナル行とは違って名寄駅前を出ると南へ向かい,名寄市北国博物館を左手に見ながら進んで徳田会館交差点を左折し,宗谷本線をまたぐ.その先の名寄公園パークゴルフ場から延びてバス通りに斜めに交わる道が名寄本線跡である.このように名士バス興部線は名寄本線跡には西側から接近することになる.右折して下川国道に入り,名寄本線跡を右側に見ながら進む.はじめは名寄本線跡が下川国道から遠いために道床跡は確認しづらいが,次第に近づいてくる.名寄方面の中名寄5線バス停には中名寄駅舎がある.バス待合室とは別である.中線跨線橋が中名寄9線バス停手前にある.ここで名寄本線跡をまたいで左側に見ることになる.上名寄12線から下川町に入る.乗降客はなかったがここで一旦停車する.このバス停で時間調整しているようだ.西町22線でお年寄り1人が下車する.寿フードセンターで高校生が下車し,下川バスターミナルで2人下車する.車内は0人になる.34線バス停手前に二の橋跨線橋がある.一の橋バス停で2人乗車する.一の橋駅跡を示す駅名板が興部方面バス停標識の10mくらい先にある.上興部バス停では1人下車し1人乗車した.上興部村鉄道資料館まではおよそ200mである.名寄方面に数m戻ると道路標識に方向が示されている.

***上興部鉄道資料館 [#q1623a06]

上興部鉄道資料館はバス停から歩いてすぐである.

#ref(20160926_0858.jpg,center,上興部鉄道資料館)

鉄道資料館には木張りの駅舎とホームの一部,キハ27 109とDD14 302のラッセルヘッド,腕木式信号機などが残されている.信号テコもあるが,そこには「ここに汽車は通りません」という看板が立てかけられていて寂しい気がする.

#ref(20160926_0900.jpg,center,信号テコ)

鉄道資料館裏の全景.

#ref(20160926_0901.jpg,center,鉄道資料館裏全景)

記帳の状況を考えると,かなりの人数が訪れていると思われる.キハ27はスノープローや連結器が取り外されてしまっているものの,よく残されている.車内に入ることもできる.車両両端部のみ座席が残され,それ以外の部分は座敷に改造されている.洗面所には布団などが置かれていたから,簡易宿泊施設として使われていた時期があったのだろうか.運転室にも入ることができる.機器は一部が取り外されてしまっているが,運転士の雰囲気を楽しむのには十分である.3番線の向こうはバーベキュー場になっている.踏切警報機がレールの間に移設されている.資料館は2部屋から成っている.待合室にはキハ27のものと思われる座席,軌道バイク,国鉄名寄本線を守る西興部村住民会議の横断幕がある.列車時刻表や運賃表も残されている.駅事務室には運行関係の資料から切符までかなりの数と種類の資料が展示されている.特に目を引くのが安全運行に関する資料で,列車逸走時の対処法の掲示が特に印象的である.

#ref(20160926_0929.jpg,center,列車防護等の手順)

じっくり展示を見るには1時間では足りないだろう.9時頃に到着して11時くらいに出発する予定で,どうやって時間を潰すか考えていたが,実際には展示を見るので時間を使い切ってしまった.

***上興部〜興部 [#e04a22d6]

上興部バス停に到着したバスの乗客は0人だった.上興部バス停からは1人乗車する.バス整理券には「3九」と印刷されている.上興部小学校前バス停から1人乗車する.「テレビ塔入口」や「住宅前」など都市部に見られないような名前のバス停がある.西興部バス停で1人下車する.

元中興部駅舎をバス車内から動画で撮影したもののスナップショット.

#ref(20160926_1139.jpg,center,元中興部駅舎)

乗客はそのまま興部バス停に到着する.今の時期に橋台を確認するのは難しい.紅葉が終わって雪が降る前が適当なのだろうか.

***興部〜紋別(もんべつ)バスターミナル [#pb3e44a7]

興部止まりのバスが12:12頃に到着して紋別高校行になるが,これは12:20発のバスではないようだ.その後到着したバスに乗り込む.仲町バス停で1人乗車する.秋里バス停前に藻興部川に架かる緑のガーダー橋が残っている.

#ref(20160926_1225.jpg,center,藻興部川のガーダー橋)

またそのバス停の直後にも短い緑のガーダー橋がある.豊野バス停のところから内陸に伸びる道路に名寄本線のコンクリート橋が架かっており,その反対側に豊野駅ホームへの階段がある(あるいは「あった」)ようだが車内からは確認できなかった.興部方面の渚滑4丁目バス停付近の広場にSLが展示されている.ここは渚滑駅跡である.

#ref(20160926_1245.jpg,center,渚滑駅跡のSL)

このバス停で時間調整のためしばらく停車する.渚滑市街を何度か右折左折を繰り返しながら周っていく.もともと鉄道用地であったと思われる場所もところどころに見える.広域紋別病院北口で1人下車する.

紋別バスターミナルは紋別駅跡に建てられているようだ.

#ref(20160926_1306.jpg,center,紋別バスターミナル)

紋別バスターミナルには紋別駅を記念するようなものは何もないが,脇を走っている道はメモリアルストリートと命名されて名寄本線を偲んでいる.また向かいのオホーツク氷紋の駅にはSLの動輪と駅名板の複製品が残されていて,名寄本線に関する紋別市の記念碑もある.

CENTER:&ref(./20160926_1312.jpg,オホーツク氷紋の駅); &ref(./20160926_1315.jpg,紋別駅跡駅名板);

***紋別バスターミナル〜遠軽(えんがる) [#ne794cca]

遠軽行はバス乗り場1番から出発する.

#ref(20160926_1432.jpg,center,遠軽行北見バス)

紋別バスターミナルから乗車するのは7人.南ヶ丘3丁目バス停で1人下車,3人乗車する.南ヶ丘4丁目で1人下車する.紋別空港バス停手前に道床跡が残っている.その後も道床跡が残っているが,太陽光発電所になっていて確認できないところがある.小向バス停で1人下車する.沼の上バス停で2人下車する.ここまでで橋の跡や駅名板は確認できなかったが,沼の上バス停〜信部内バス停間に緑の短いガーダー橋が確認できた.川西3線バス停から海岸方面へと向かい,湧別へと進む.湧別バス停ではバスが転回する.そのあと湧別支線の脇の道路を進む.大半が中湧別文化センタートムバス停で下車するものと思っていたが下車客はいなかった.遠軽まで向かうのだろう.湧愛園バス停で2人乗車する.上湧別バス停で時間調整を行う.道床跡やそれが道路になっていると思われるところを確認できたが,この区間では鉄道の跡は確認しづらい.

***遠軽〜上川ポンモシリ [#ua250a81]

8月23日に北海道に上陸した台風9号の影響で9月いっぱいまで石北本線の上川〜遠軽間は不通であり,バス代行を行なっていた.9月1日から9月13日までは遠軽発旭川行16:13発の列車の代わりに18:50発の臨時バスを利用することができたが,9月14日からは時刻が変わり,臨時バス6便(最終便)が遠軽発15:50になってしまったので,紋別発のバスから乗り継ぐことができなくなってしまった.そのため上川ポンモシリまで高速えんがる号を利用することにする.高速えんがる号の車内は10人ほど.予約制だが,上川ポンモシリまでなら予約なしで乗れる.乗車の際に行先を告げると座席を割り当ててくれる.丸瀬布バス停付近から旭川紋別自動車道に入る.すでに暗いが石北本線の線路や信号場を確認することができる.遠軽〜上川ポンモシリ間は1490円である.高速バスのため料金が安い.上川ポンモシリバス停から上川駅まで20分ほど歩く.

***上川〜旭川 [#pe06e3a7]

遠軽16:13発旭川行4620Dは2015年4月に乗ったときはキハ40の単行(ただし後ろにキハ40が1両回送として連結されていた)であったが,今回はキハ54であった.旭川駅前のイオン内のモスバーガーで夕食を摂る.ホテルの部屋は少し暑かったが外は寒く,窓を開けて空気を入れ替えるとちょうどよかった.

**名寄本線主要駅時刻(1985年3月14日改正) [#n099e655]

+渚滑線の渚滑〜紋別間の乗り入れ列車を除く.
+名寄〜下川:270円.
+名寄〜上興部:630円.
+下川〜興部:
+上興部〜興部:
+興部〜紋別:
+紋別〜遠軽:700円.

|~列車番号|~発着|~641D|~621D|~643D|~1623D|~625D|~645D|~627D|~629D|~631D|~601D|~1633D|~647D|
|~始発|||||||||||札幌|||
|~名寄|発||0538|0655|0804|1125||1429|1650|1842|2050||2140|
|~下川|発||0602|0720|0841|1150||1456|1716|1914|2107||2204|
|~上興部|発|=|0648|=|0922|1223||1530|1755|1947|レ|=|2235|
|~興部|発|0610|0729||1002|1303||1606|1843|2031|↳|2207|=|
|~紋別|発|0643|0814||1051|1340|=|1707|1921|2108||2242||
|~中湧別|発|0725|0858||1143|1418|1633|1748|2016|2206||2318||
|~遠軽|発|0754|0925||1206|1445|1659|1820|2041|2229||2343||
|~終着|||||旭川*1||||白滝||*2|||

+遠軽〜旭川間急行『大雪』2号(旭川1507着).
+急行『紋別』(札幌1715発).

**参考文献 [#oa126cd8]

-弘済出版社『大時刻表』昭和60年(1985年)3月号.


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