第3回北海道旅行5日目(2016/09/25)

行程

路線発着番線時刻列車番号行先列車種別車両運賃
名寄駅名士バス下川線307323便下川T旭川200か394460
下川T名士バス下川線0800
下川T名士バス下川線08254便興部旭川230あ5201280
興部名士バス興部線0930
興部北紋バス雄武線10507便雄武高校入口北見230あ101630
雄武北紋バス雄武線1121
雄武宗谷バス音標・雄武線11453便枝幸T旭川200か7471990
枝幸T宗谷バス音標・雄武線1255
枝幸T宗谷バス浜頓別線13053便浜頓別T旭川22か1056720
浜頓別T宗谷バス浜頓別線1350
浜頓別T宗谷バス天北宗谷岬線13576便音威子府駅旭川230あ6191850
音威子府駅宗谷バス天北宗谷岬線1528
音威子府宗谷本線117474330D名寄1両キハ54 5121070
名寄宗谷本線11849旭アサ

記録

名寄駅〜下川ターミナル

日曜日なので乗客は少ない.名士バス下川線(市立病院前〜名寄駅前〜下川バスターミナル)は興部線とほぼ路線が重複しており,興部線の区間便としての性格もある.ただし名寄駅前バス停を出た後,下川線はまず北へ向かって名寄市役所を通り,下川国道に入って南へ向かい,名寄東病院前を経由してから旧名寄本線区間に入るところが違う.興部線は名寄駅前バス停を出た後まず南下し,次に東へ向かって宗谷本線を渡って下川国道に入り,旧名寄本線区間に入る.

下川バスターミナル

下川バスターミナルの裏にはキハ22の2連が保存されている.次は南東側から撮った写真.手前がキハ22 245で奥がキハ22 237である.キハ22 237の奥には腕木式信号機がある.

キハ22の2連(下川ターミナル)

下川バスターミナルの入口には名寄本線の鉄道記念碑が建てられている.

鉄道記念碑(下川バスターミナル)

下川バスターミナル全景.

下川バスターミナル全景

下川バスターミナル〜興部

下川バスターミナルから興部までは約1時間である.興部行のバスはほぼ定刻通りに入ってくる.三菱自動車製で前扉のみの車両である.1人下車し,乗り込む.車内には1人.一の橋バス停付近には一の橋住民センターや一の橋コミュニティーセンターがある.一の橋バス停を過ぎると天北峠である.名寄本線跡を左に見ながら進む.道床跡は割合確認しやすい.道路よりだいぶ高い位置を走っていたと思われる箇所もある.天北峠を越えると西興部村である.西興部村では交通事故による死者0がずっと続いているようだ.連続8000日を目指す看板が立っている.上興部バス停では1人下車し,3人乗車.上興部小学校前バス停で1人乗車し1人下車する.西興部バス停では3人下車し2人乗車する.西興部小学校前バス停で1人下車し1人乗車する.車窓から名寄本線跡を撮ろうとしていると,「風景撮ってるの?」と聞かれる.不思議に思われたのだろう.本州から来たのかと聞かれ,名寄本線跡をたどっている旨説明すると茂原に叔父がいると教えてくれた.中興部駅はまだ残っている.バスは通過したので写真を撮る瞬間を逃してしまった.バス停の名前は駅名を残しているものとそうでないものがある.「◯◯三線」「△△四条」のような名前がつけられていて駅がどこにあったのかはバス停名だけではわからなくなってしまっている.途中天北峠付近では高低差がかなりあり,曲線も多いが,それ以外ではおおむねなだらかである.川や沢は数多いが橋台はほとんど確認できなかった.早春か晩秋がよいのだろう.興部バス停前には名寄本線跡を利用したサイクリングロードがあり,下川国道はそれを跨線橋で越える.

興部バス停は1箇所だけで,すべての方面が同じバス停から発車する.

道の駅おこっぺ

下は南東側から撮った写真.正面左にD51 365の動輪があり,その奥にキハ22の2連(ルゴーサ・エクスプレス)がある.ルゴーサ・エクスプレスには宿泊もできるようだ.その右に特産品販売所があり,さらにその右がバス待合室や鉄道歴史展示コーナーである.

道の駅おこっぺ

鉄道歴史展示コーナーで珍しいと思ったのが駅舎の模型である.

駅舎模型(道の駅おこっぺ鉄道歴史展示コーナー)

興部〜雄武(おうむ)

紋別方面から到着したバスからは下車客なく車内には1人.沢木バス停で1人,日の出岬バス停で1人乗車する.旭団地バス停で1人,雄武町役場前バス停で1人,雄武バス停で1人下車する.雄武バス停は道の駅おうむの前にある.

雄武バス停

興浜南線の雄武駅は「おむ」と読んだが,町名は「おうむ」である.道の駅おうむの3階は展望室である.24mの高さでビルの7階に相当する.1階エレベータ乗場脇の台帳に記帳して展望室に上がる.興部方面からの道床が確認できる.

興浜南線雄武駅付近道床

駅前には農協の倉庫がある.北見枝幸方面への道床跡は確認できるが,木が茂っていてトンネルはよくわからなかった.駐車場の一角には駅記念碑がある.道の駅内には興浜南線の展示はないが,いくつか興浜南線の写真が展示されている.道の駅の窓口で切符を扱っているとの掲示があったが,宗谷バスの切符を扱っているわけではなかった.車内で払うよう教えてもらう.

展望室はかなり高い位置にある.

道の駅おうむ展望室

雄武〜枝幸(えさし)ターミナル

興浜線未成区間である.約53kmで1990円なので1kmあたり37.5円.今回乗車したバス転換区間の路線は1kmあたり25円程度なので,それと比較すると高めである.ただし1985年の運賃は1800円であるから,ほとんど値上がりしていないとも言える.

雄武バス停で1人乗車するが,まもなく緑町バス停で下車する.雄武を出てしばらくは左側に築堤が見えるが北見枝幸が近づくと未成区間の痕跡は見られなくなる.自分以外の乗客が0のまま枝幸ターミナルにほぼ定刻に到着する.

道路を挟んで枝幸ターミナルの向かい側が北見枝幸駅跡で記念碑とSLのモザイク画がある.

枝幸町交通公園

駅前にある木張りの食堂も往時のものと思われる.10分での乗り継ぎだったので,ターミナル内に興浜北線の資料室があるかどうかは確かめられなかったが,現在はほかの場所に移動されているようである.

枝幸ターミナル〜浜頓別ターミナル

枝幸ターミナルで乗車券を購入しようとしたが,車内で払うようにとのことだった.高速えさし号の乗車券のみを販売しているようだ.枝幸ターミナルからは前扉のみの車両である.

浜頓別バスターミナル行バス

自分以外の乗客は0のまま出発する.築堤は確認できる.問牧駅跡には問牧コミュニティーセンターがある.目梨泊駅跡は確認できなかった.この後車窓の動画を撮ったので,元斜内駅舎を収めることができた.道の奥の赤い屋根の建物が元斜内駅舎で,壁の右側におそらく「斜内駅」と書かれている.右には灯油タンクがある.

元斜内駅舎

しばらく進んで7号入口バス停手前でフリー乗車により1人乗車する.豊牛バス停手前から風が強くなる.後から調べてわかったことだが,元豊牛駅舎はまだ残っていて,駅舎内に時刻表も残っているようだ.作りは斜内駅舎と似ている.この辺りには風力発電所がある.浜頓別ターミナルが近づくと湖沼が点在する.このあたりで興浜北線の築堤は国道と別れて左側へとカーブを描いていく.大通3町内バス停で1人下車し,浜頓別ターミナルでは自分だけが下車する.

浜頓別ターミナル〜音威子府

浜頓別ターミナルで音威子府までの乗車券を購入すると,カーボン式で出発停留所,到着停留所,金額,日付を入れて発行した係員の名前の印鑑を押すというものだった.裏には「音威子府」という判が押されていたので,日付のみを後から書き加えればよいようにしているのだろう.浜頓別ターミナル発車時点で6人乗車していた.浜頓別高校前で3人乗車.下頓別バス停で1人下車.次の高砂バス停で1人下車.高砂バス停〜新弥生バス停間の左側に緑のガーダー橋が残っている.中頓別ターミナルで3人下車.駅跡地の一部は消防中頓別支所やマンションになっている.中頓別ターミナルを出る時点で4人.中頓別長寿園前で1人下車.寿の自動車学校前バス停には9600が展示されている.戦闘機または練習機も展示されている.松音知バス停〜周麿バス停間の左側に緑のガーダー橋が残っている.敏音知駅跡はピンネシリ温泉やキャンプ場になっていて踏切警報機がある(バス車内から撮影した動画のスナップショット).

ピンネシリオートキャンプ場

稚内方面の上頓別バス停裏に駅記念碑と思われるものがあるが通過する際の速度が速く,確認できなかった.小頓別ターミナルで1人下車.小頓別駅跡と思われるが,小頓別集会所,消防分団用地になっている.丹波屋という立派な木張りの建物が建っている.上音威子府まで数km山道が続く.上音威子府バス停の手前,三日月橋のあたりに緑のガーダー橋が残っている.上音威子府駅跡には駅名板だけがぽつりと立っている(バス車内から撮影した動画のスナップショット).

上音威子府駅駅名板

森がずっと続く中,突然開けて駅名板が登場するので驚愕する.これは2015年8月4日に設置されたものであるらしい.ホームも残っているらしいが,バスからは確認できなかった.通過速度が速かったため上音威子府バス停の位置は確認できなかった.人家もないので見当をつけるのが難しい.その先,宗谷本線との合流のあたりは架橋工事が行われていて天北線の跡をたどることは難しい.

音威子府〜名寄

音威子府で17:45発の旭川行始発に乗る.音威子府出発時点では2人.紋穂内で1人乗車する.美深での乗車客はいなかった.日曜日だからであろうか.南美深で1人乗車する.その後は名寄まで乗降客はなかった.音威子府〜名寄間にもホームが列車1両分に満たないような仮乗降場がいくつかある.天塩川温泉や日進がそうである.名寄で交換した音威子府行普通列車はキハ40の単行だった.

前回(2015年4月)は旭川〜稚内を1日で往復したが,その際行きは名寄駅での停車時間がわずかで,帰りは駅窓口の営業時間を過ぎていたために途中下車印を押してもらうことができなかった.今回も押してもらいそびれてしまった.

時刻表

以下の時刻表は正確であることを保証しない.

名寄本線主要駅時刻(1985年3月14日改正)

  1. 名寄〜下川:270円.
  2. 名寄〜上興部:630円.
  3. 下川〜興部:1280円.
列車番号発着621D643D1623D625D627D629D631D601D647D
始発札幌
名寄053806550804112514291650184220502140
下川060207200841115014561716191421072204
上興部0648=092212231530175519472235
興部0724095512591605184320222201=
終着遠軽*1旭川*2遠軽遠軽白滝遠軽遠軽*3
  1. 休日運休.
  2. 遠軽〜旭川間急行『大雪』2号(旭川1507着).
  3. 急行『紋別』(札幌1715発).

名士バス下川・一の橋線(1987年2月5日現在)

名寄06500730074009001000120013101500160017001750
下川07200800081509301030123013451530163517301820
一の橋=*1=0830===1400=1650==
  1. 休日運休.

興浜南線主要駅時刻(1985年3月14日改正)

興部〜雄武:270円.

列車番号発着821D823D825D827D829D831D
始発興部*1興部遠軽興部興部興部*2
興部060708061319163818482209
雄武063708361349170819182237
  1. 札幌2202発急行『大雪』3号,遠軽0423発名寄本線622Dから接続.
  2. 札幌1715発急行『紋別』から接続.

宗谷バス主要停留所時刻(1985年3月現在)

雄武〜北見枝幸:1800円.

雄武=0842113714371715
音標07350907120215021740
北見枝幸08200952124715471825

興浜北線主要駅時刻(1985年3月14日改正)

北見枝幸〜浜頓別:480円.

列車番号発着922D924D926D928D930D932D
北見枝幸064308391229161718272056
浜頓別072709231313170119112140
終着音威子府*1
  1. 音威子府0002発宗谷本線急行『利尻』(札幌0555着)に接続.

名士バス興部線・下川線主要バス停時刻表(2014年8月30日改正)

便名1234567891011121314
名寄駅前05520657073207570937102712521407152216571752185220242127
下川バスT06200725080008251005105513201435155017251820192020522155
興部0725==0930=12001425=16551830==2150=

参考文献


添付ファイル: file20160925_0805.jpg 137件 [詳細] file20160925_0807.jpg 185件 [詳細] file20160925_0808.jpg 143件 [詳細] file20160925_0943.jpg 164件 [詳細] file20160925_0948.jpg 168件 [詳細] file20160925_1123.jpg 141件 [詳細] file20160925_1128.jpg 146件 [詳細] file20160925_1135.jpg 178件 [詳細] file20160925_1257.jpg 121件 [詳細] file20160925_1304.jpg 138件 [詳細] file20160925_1330.jpg 132件 [詳細] file20160925_1454.jpg 107件 [詳細] file20160925_1518.jpg 110件 [詳細]

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Last-modified: 2017-02-11 (土) 13:27:35